【F1】メルセデス「フェラーリが勝者に相応しい。戦略ミスではない」

メルセデスのチーム代表のトト・ウルフは、今回の敗因がレース戦略によるものではなく、フェラーリのペースが速かったからだと認めた。

 オーストラリアGPの決勝で、ポールポジションスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトン。彼は17周目でピットインをするまで、レースの序盤をリードした。

 ピットインの後、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の後ろでレースに復帰したハミルトンは、ペースの遅いフェルスタッペンをかわすことができずにタイムをロスした。その間、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはペースを上げることができた。それがレースの命運を分け、ベッテルは約10秒差をつけてハミルトンに勝利した。

 今回の敗因は、レース戦略によるものかどうか、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフに訊くと彼は次のように答えた。

「いや、フェラーリは速かった」

「最初のスティントでルイスは全開走行しており、そこでセバスチャンを引き離すことができなかった」

「アンダーカットのリスクがあると考えられたが、もはやタイヤが耐えられない状況だった。アンダーカットを避けるために早めのピットインを決断せざるを得なかった」

「そして、(ハミルトンが)コースに復帰したポジションはマックスの背後だった。マックスは自分のレースに一生懸命だったが、一方の我々はレースを失った」

 ウルフは、ハミルトンのピットストップが予定よりも少々早かったことを認め、それがレースの敗因のひとつだと語った。

 しかし、ハミルトンは最初のスティントでグリップに苦しんでおり、このまま走り続ければ抜かされてしまう可能性をチームに警告していたという。

「タイヤの表面温度、またグリップレベルやスライド量などのすべての情報を分析している。そしてもちろん、ドライバーの所感も尊重している」とウルフは言う。

「それらのすべてが決断のための材料になる。だから、最適なピットインのタイミングから2周前にピットインを行なった」

 それにもかかわらず、別のアプローチであれば結果が逆転していた可能性について、ウルフは言及しなかった。

「レースの後に”あの時、こうしていればもっと上手くいった”と言うのは、簡単なことだ」

「しかし、今回のメルセデスは十分なペースを発揮できていなかったため、セバスチャンが勝者に相応しい」

「物事を振り返って、”あの時ああすればよかった”と思うやり方は、確かに正しいのかもしれない。しかし、それでも我々は勝利するのに十分だっただろうか? その確証は、私にはない」

「あの時のセバスチャンは、どのシーンにおいてもアンダーカットを試みただろう。どうやっても、今と同じ結末を迎える可能性はある」

Additional reporting by Ben Anderson

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 オーストラリアGP
サーキット Melbourne Grand Prix Circuit
チーム フェラーリ , メルセデス
記事タイプ 速報ニュース