
シーズン前半は、メルセデスとフェラーリによるタイトな戦いが繰り広げられた。メルセデスは高速サーキットであるスパ・フランコルシャンでフェラーリに対抗すべく、パワーユニットのアップグレードを投入することを決定した。
金曜日の朝、FIAより発行されたノートによりルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのふたりに新しいICE(内燃機関)とターボチャージャー(TC)、MGU-H(熱エネルギー回生システム)が投入されたことが確認された。
これまでのアップデートでは、信頼性の向上を主な目的としてきたが、今回のアップグレードは性能の向上が図られているという。
今シーズンは後9レース残されているが、メルセデスはストックの管理をすることによって、ペナルティなくシーズンを終えられることに対し自信を持っているようだ。さらに彼らはベルギーGPで用意されたエアロによって、スパで優勢になることを期待している。
金曜日のセッション前にボッタスは次のように語った。
「ブタペストのようなトラックより、僕たちは今回のレースに対する自信がある。ダウンフォースの高いサーキットでは、フェラーリは非常に手強い相手になると思っている」
「彼らの場合、たいていのサーキットでも悪くはならないだろう。だから僕たちもどんなサーキットが得意だとかは意識しないでいる。でも、このサーキットにおいては僕たちも強くあれると思っているし、今回も接近戦になると想像している」
現在フェラーリは、パフォーマンスの向上を図るべく第3のエンジンの開発に集中しており、それはイタリアGPで投入される可能性がある。
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | ベルギーGP |
ロケーション | スパ・フランコルシャン |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Jonathan Noble |