【F1】メルセデス、ロウとの関係悪化でジェームス・アリソンに接近か?
メルセデスとロウとの交渉が決裂した場合、フェラーリを離れたジェームス・アリソンがメルセデスに移籍する可能性がある。








以前ロータスとフェラーリのテクニカルディレクターを務めたジェームス・アリソンは、今年フェラーリを離れたが、マクラーレンやレッドブルを含めた多くのトップチームに彼が加わるのではないかと噂された。
マクラーレンについては、当然の候補である。彼はロータス時代に、現マクラーレン代表のエリック・ブーリエと良好な関係を築いていたからだ。
しかしながらどちらのチームもmotorsport.comに対して、彼ら自身の確立された技術部門に、アリソンが加わる余地がないと保証している。一見すると、同じことがメルセデスにも当てはまる。メルセデスでは、パディ・ロウが技術部門を担当しているからだ。
しかし、ロウの長期的なチームでの将来については、彼の報酬を巡って多くの議論を呼んでいる。必然的に、フェラーリへの移籍が噂されるロウが実際に移籍する可能性が上昇する。
もしロウがメルセデスを離れるならば、アリソンが理想的な後任になると予測するのは理にかなっており、実際にチームは後継者を育てる計画を立てている。
ひとつの可能性として、チームはアリソンと働くという選択肢を確保しており、重要な欠員が生じたときに彼を雇うことができるのだ。そのことにより、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフはロウとの交渉で切り札を得ることになる。
同時に、ロウとの交渉がまとまれば、近い将来彼がライバルに加わることを防ぐこともできる。
どちらにしろ、アリソンは未だガーデニング休暇の最中であり、フェラーリと交渉し彼らが許可しない限り、来年初めまでは別のチームに加わることはできない。
別の可能性として、メルセデスが現在の組織内でロウと並び、アリソンの役割を果たせるものを見つけることができると、ウルフは確信している。メルセデスは複数の『複数のビッグネーム』を採用し、ハイブリッド時代の確立期にロス・ブラウンのもとで、彼ら全員に仕事を割り振った実績がある。
しかしながら、その段階では財源を補強する特別な理由があり、その後主要なキーメンバーであったボブ・ベルがチームを離れている。アリソンのメルセデス加入の噂について、トト・ウルフとロウはコメントを拒否している。
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