【F1】メルセデス、Tウイングの”固定”を強化し、脱落事故再発を防ぐ
メルセデスは、Tウイングの固定を強化して脱落を防ぎ、決勝でもこのような事態が起こらないよう努めている。





金曜日のFP2では、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のマシンからTウイングが脱落し、それによってマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はマシンのフロアにダメージを負ってしまった。
先週の中国GPでも似たようなインシデントが発生しており、今回は2度目のTウイングに関する事例となった。これを受けてメルセデスは夜通し作業を行い、マシンとTウイングの固定を強化した。
FIAはメルセデスに対し、Tウイングの固定を強化することによって同じインシデントがFP3で繰り返されないことを証明するか、もしくはTウイングを取り外すことを要求した。
だがメルセデスは、FP3と予選でTウイングを装着していた。
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは予選後、「我々は問題を解決した」と話した。
「マシンとTウイングの固定は強化された。野球のバットで殴っても外れないだろう。これで大丈夫なはずだ」
一方、Tウイングを使用していないレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、金曜日のインシデントを受けて、Tウイングの使用禁止を求めている。
ホーナーの主張についてウルフは、「クリスチャンがそれを求めていることは確かだ。他のマシンからもTウイングを外そうとしている」
「彼の考えは理解出来る。Tウイングのせいで、マシンのフロアにダメージを負ってしまったんだからね」
なおFIAは、2018年に向けてTウイングとシャークフィンの禁止を示唆している。
【関連ニュース】
【F1】メルセデス、Tウイングの使用には安全上の保証が必要に
【F1】バーレーンGP予選:ボッタス、ハミルトン下し自身初ポール獲得
【F1】フェルスタッペン「急にマッサが飛び込んできた。最終周は台無し」
【F1】フェルスタッペン、”脱落”Tウイングでマシンにダメージを負う
【F1】美しいF1を取り戻せ! レッドブル代表シャークフィン禁止を提案
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | バーレーンGP |
ロケーション | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Lawrence Barretto |