【F1】メルセデスW08発表。ハミルトン「寒いのにかなりグリップする」
昨年まで3年連続でダブルタイトルを獲得しているメルセデスは、4連覇を狙うためのニューマシンW08を発表した。











2014年以降、圧倒的な強さを誇ってきたメルセデス。今季は4連覇を目指す年となる。しかし、昨年のドライバーズチャンピオンであるニコ・ロズベルグの引退により、ウイリアムズからバルテリ・ボッタスが加入。さらには長年チームにテクニカル部門を率いてきたパディ・ロウが離脱するなど、体制には変更が加えられている。
メルセデスのニューマシンW08ハイブリッドは、発表会を前にシェイクダウンを実施。サーキットを訪れた報道陣に、いち早くその雄姿を披露した。これは、FIAによって許されている”フィルミングデイ(撮影日)”を活用したもので、ルイス・ハミルトンがステアリングを握った。
「これが一体になるなんて、とてもワクワクするよ」
そうハミルトンは新車について語った。
「風洞実験に始まり、ただのカーボンファイバーだった頃も見ている。そしてそれが全部一緒になって、冬の間にはシート合わせをして、そしてこの数日で出来上がってくるのを見て、そしてどういうわけか予定通り完璧に出来上がった」
「今日ドライブしてみて、当然クルマは幅広く感じる。フロントタイヤも巨大だ。でも、この寒いコンディションでも、かなりのグリップがある」
「これはテストじゃないし、今日の周回は撮影のため、そしてただのシェイクダウンだ。もう少し速く走ろうと思ったけど、風が強かったし、路面は濡れていた」
2016年にチャンピオンに輝いたニコ・ロズベルグの突然の引退発表の影響で、ボッタスはウイリアムズから過去3年間F1を”支配”したチャンピオンチームに加入した。
「僕にとっては大きな意味を持つ1日だ」とボッタスは語った。
「”シルバーアロー(メルセデスマシンの愛称)”を初めて運転するということは、非常に特別なことなんだ」
「僕は、この瞬間を長らく待っていた。僕が新車をドライブするのは1時間にも満たない時間の予定だけど、このマシンは本当にすごいと感じているし、見た目も素晴らしくて驚いている」
「このマシンのとても好きなところは、すっきりしてかっこいい見た目なのに、リヤエンドやバージボードには膨大な量の工夫が施され、開発が行われているところだ。このマシンのすべてに、一体どれだけの時間が費やされているんだろう。とにかく格好いいよ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | Mercedes AMG F1 W08 Hybrid launch |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Jonathan Noble |