【F1】モナコで不調のメルセデス「W08はまるでプリマドンナ」
メルセデスのトト・ウルフは、メルセデスのW08の良いセットアップを見つけ出すのに苦戦しているが、その解決のために尽力していると語った。






メルセデスのバルテリ・ボッタスは、モナコGP予選で3番手となり、グリッドの前から2列目を確保した。その一方、ルイス・ハミルトンは、タイヤをうまく作動させることができず、予選Q2敗退となった。
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、メルセデスのW08の良いセットアップを見つけ出すのに苦戦しているが、その解決のために尽力していると語った。
「予選やレースでマシンが速く走れているということが証明されているため、確かにそのDNAが備わっていると言うことができると思う」
「しかしうまくマシンを作動させるのと、プリマドンナを振り向かせるのは同じようなものだ」
「我々は素晴らしいチームだ。過去のデータを分析し、金曜日はマシンの良いセッティングを探って、(予選やレースで)強さを示してきた。そして次の週末まで開発を行う」
「以前のシンガポールでも様々な理由で、今回のモナコのような状況に陥ったが、それとも状況は違っている。3~4年後になって、フリー走行2回目からセットアップに苦労させられたと思い返すことだろう」
今季モナコGPでメルセデスが悩まされるタイヤの問題は、ロシアGPに抱えたトラブルに似たような症状である。そして現在のメルセデスの状況は、2015年シンガポールGPを彷彿させるようだ。
しかし、ウルフはシンガポールとは状況が全く異なっていると主張しており、これらの3レースで抱えたトラブルの全てを関連づけられる訳ではないと否定した。
「タイヤを作動温度領域に入れ、フロントとリヤを同時に働かせるのは、実に難しいことだ。彼(ハミルトン)のラップでは、残念なことにそこに入ったり、外れたりしてしまった」
「シンガポールでは別の問題だったが、我々はそれを解決した。モナコで何が起きているのかを理解することはできたが、どうして予選であのような結果になってしまったのかはまだわかっていない」
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