【F1】クビアト「ペレスは”やけくそ”の動きだった」
トロロッソのダニール・クビアトは、フォースインディアのセルジオ・ペレスに撃墜され、モナコGPをリタイアすることとなった。








フォースインディアのセルジオ・ペレスは、モナコGPの初期段階でフロントウイングを破損しピットイン。後方に下がっていた。しかし彼のペースは良く、さらにジェンソン・バトン(マクラーレン)とパスカル・ウェーレイン(ザウバー)の事故によって出動したセーフティカーの段階で、10番手を争う位置まで浮上していた。
リスタート時、ターン1”サンテ・デボーテ”でペレスはストフェル・バンドーン(マクラーレン)のイン側に飛び込み、バンドーンをアウト側のウォールに追いやった。そしてその後、ダニール・クビアト(トロロッソ)の背後に迫った。
72周目、ペレスはラスカスでクビアトのインサイドに突っ込み、両者接触。クビアトは走行を続けたものの、カジノコーナーまで来たところでマシンを止め、リタイアとなった。ペレスもダメージを負ってピットインしたため、連続入賞記録が15戦で止まった。
クビアトはペレスとの接触について、次のように語った。
「僕はちょうど、今日の仕事の仕上げをしようとしていた。今週末の起きたことを考えれば、9位に満足できたと思う。ペレスが新しいタイヤを履いていることは知っていた。そして、彼がバンドーンに対してしたことを見て、思ったんだ。『この男は本気だ』とね」
「僕は自分のラインを通っていただけだった。正直に言うと、彼は本当に遠いところから突っ込んできたみたいで、僕は彼(の姿)を見ていないんだ。ただ、当たったのを感じただけだ。そして、僕のレースは終わった」
「彼はプレイステーションのようにして曲がろうとしたが、そんな風にはならなかった」
「だから、僕は本当に、本当に失望した。彼のやけくその動きだったと思う」
クビアトはペレスの動きを引き続き批判。F1の表彰台に7回も上がったにもかかわらず、何も学んでいないと語った。
「やけくそだったと思う。僕には理解できないよ。多くの経験を持っているし、表彰台にも立った男が、このような絶望的で愚かな動きをしている」
そうクビアトは語った。
「僕は今日、自分の仕事をしていただけだし、シンプルで良いレースをしていたと思う。そして非常に落ち着いていたし、ポイントも獲れるはずだった。しかし、そんな1日を台無しにする男がいた。それがペレスだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | モナコGP |
ロケーション | モンテカルロ |
ドライバー | ダニール クビアト , セルジオ ペレス |
チーム | フォースインディア , アルファタウリ・ホンダ |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |