【F1】ライコネン、ベッテルを助けたのは”自分の意志”だったと明かす

ライコネンは、予選Q3でベッテルにスリップストリームを利用させアタックを手助けしたのは、自分の意志だったと語った。

 フェラーリのキミ・ライコネンは、ベルギーGPの予選Q3で、自分の意志でベッテルを援護するためにスリップストリームを利用させたと話した。

 ライコネンは3回のフリー走行すべてでベッテルを上回るタイムをマークしており、今週末はベッテルよりも競争力を持っているだろうと考えられていた。

 しかし予選Q3でアタックをまとめることができなかったライコネンは、残りの時間でチームメイトを援護することを決断した。

 最終的にライコネンは4番手タイムをマークしたが、一方ベッテルはライコネンよりも0.5秒近く速いタイムを記録し、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に次ぐ予選2番手でフロントロウを獲得した。

「ミスをしてしまったので、僕はピットに戻ってきた。もしチームを助けることができるのなら、そうするつもりでいた」とライコネンは話した。

「僕はピットレーンにいたので、何も犠牲になるものはなかった。彼(ベッテル)が僕の後ろにいたことは知っていたので、スピードを上げてストレートで彼を助けようとした」

「単純なことだ。このことについては他に話すことはない」

 またベッテルも、ライコネンの”自発的な”決断があって、自分がスリップストリームを利用することができたのだと主張した。

「僕が理解する限りでは、彼は最後のアタックでミスをしたんだ」とベッテルは語った。

「彼はもうそのラップを終えようとしていた。でもチームが彼に何も伝えていないと思ったので、彼はミラーに写る僕の赤いマシンが見えるのではないか、そして彼が”(僕に)スリップストリームを利用させることはできないか”と考えたのだと思った。とても良い考えだったし、僕にとっては非常に役に立った」

「最初から計画していたことではなかった。以前にも予選で他のチームがそうしているのを見たことがあった。でも大抵の場合は、事前に計画できないものだし、そういうことは起こらないものだ」

「今回のことはとても自然発生的なものだったと思う」

 ベッテルは、予選Q3の最後のアタックではマシンのフィーリングが非常に良くなっていたが、ボッタスの前に入るためには、ライコネンのスリップを使用したことが大きな助けになったと認めた。

「特にセクター2の中速コーナーと高速コーナーでは、少しフロントが軽かった」とベッテルは話した。

「マシンからのレスポンスが足りていなかった。でも最後のアタックではマシンが機能していた。ターン1に差し掛かる時に急にそれを感じたんだ」

「キミがアタックラップを諦めなければならなかったことは、僕にとって多少のラッキーであったことは認めるよ。彼はとても、とても有益なスリップを僕に使わせてくれた。それのおかげで気持ちよくバルテリに勝つことができた」

 フェラーリとメルセデスの対決については、フェラーリのマシンはショートランよりもロングランの方が競争力を持っているとベッテルは考えており、決勝ではフェラーリにもチャンスがあると話した。

 ロングランのペースについて尋ねると、ベッテルは以下のように話した。

「これまではすごく良かった。それが続くことを願っている」

「1周のラップに関しては、いつの週末でも全てをうまくまとめるのは少しトリッキーだ。でも今日はロングランも燃費も良い状態だった。明日は戦略も使って何ができるのか見てみよう」

「もちろんメルセデスは速いだろう。でも僕たちには速さがあって、そしてフロントロウにいるのだから、彼らの後ろに隠れるつもりはない。明日のレースでもその速さを発揮できるはずだ」

Additional reporting by Jonathan Noble and Lawrence Baretto

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ベルギーGP
サーキット スパ・フランコルシャン
ドライバー キミ ライコネン , セバスチャン ベッテル
チーム フェラーリ
記事タイプ 速報ニュース