【F1】ライコネン「1周目が最悪だったせいで、良いレースが台無し」
バーレーンGP決勝で4位だったライコネンは、スタートや最初の数コーナーでの”最悪の”走りが、ポジティブな面を覆い隠してしまったと語った。







フェラーリのキミ・ライコネンは、バーレーンGP決勝のスタートや最初の数コーナーが”最悪”だったため、ポジティブなことも多くあったレースの”良さ”を覆い隠してしまったと語った。
ライコネンは、チームメイトのセバスチャン・ベッテルから予選で0.3秒以上遅れ、5番グリッドから決勝をスタートした。ところが、ライコネンは1周目にポジションを落とし、7番手で1周目を終えた。
ベッテルが3番グリッドから優勝、ライコネンも最終的に4位までポジションを回復してレースを終えた。ライコネンは結果には”失望”しているものの、レースにおけるフェラーリのマシン、SF70Hの挙動には満足しているようだ。
「マシンは非常によく機能していたと思う。正直に言ってそれは予想していたことだったが、その面ではそれほど不満はない」とライコネンは語った。
「最悪なスタートだったし、そのせいで最初の数コーナーもひどかった。言うまでもなく、そのあとは追い上げのレースをすることになってしまった……」
「ある意味では良いことがたくさんあったが、最終的な結果は残念だった。少なくとも個人的には」
「総合的な感触はかなり良く、速く走ることができると感じていたが、明らかにスタートが助けにならなかった」
レース序盤、ウイリアムズのフェリペ・マッサの後ろでタイムをロスしていたライコネンだが、8周目にオーバーテイクを成功させた。しかしながら、他車のクラッシュによりセーフティカーが出動し、この影響でマッサが前に。再び彼をオーバーテイクをしなければならなくなったのは、不運だったとライコネンは考えている。
「マッサをかなり素早くパスすることができた。僕が少し不運だったのは、セーフティカーが出てポジションを落とし、彼をもう一度抜かなければならなくなったことだ。間違いなく、その時点で少し遅れをとってしまった」
「彼(マッサ)は、コースのある部分では非常に速いようだった。最初は素早く彼をパスできたが、2度目はオーバーテイクが少し難しいと感じた」
「最終的には彼を追い抜くことができたが、それには長い時間がかかった。ウイリアムズはいつも、ストレートで非常に速いんだ」
ライコネンは、レースを総括して次のように語った。
「1周目は理想的なポジションではなかったし、セーフティカーもあった……それは不運だったが、僕たちには良いスピードがあった」
Additional reporting by Ben Anderson
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | バーレーンGP |
ロケーション | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | キミ ライコネン |
チーム | フェラーリ |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |