【F1】リカルド「フェルスタッペンは評価を上げるためのプラス要因」
レッドブルのダニエル・リカルドは、評判高いマックス・フェルスタッペンに打ち勝つことで自分の高評価につながると信じている。








レッドブルのマックス・フェルスタッペンは今や人気高いF1ドライバーだ。2015年にトロロッソでF1キャリアをスタートし、2016年初頭にレッドブルへ昇進して以来、彼のドライブは多くの注目を集め、彼の評価は高まってきている。
一方、チームメイトのダニエル・リカルドにとって、フェルスタッペンが注目を浴びていることは、特に問題ではない。なぜならリカルドは、自分のチームメイトであるフェルスタッペンの評判が自分の評価のプラス要因になると信じているからである。
「僕がそれ(フェルスタッペンが注目を集めていること)に対してどう考えているかというと、かなり良いことだと思ってる。もし僕が来年に高く評価されている彼に打ち勝つことができれば、僕(の評価)は悪いようには見えないと思う」
「もし誰もが彼のことをダメだと言っていて、彼が今のシートに値するドライバーだと言えない状況だったら、ただ僕が彼を倒すことができただけのことになる。それだと僕(の評価)がとても良いというようには見えないだろう」
「だから、彼は(アイルトン)セナよりも2倍良いってことが言えるよね!」とリカルドは冗談で締めくくった。
2016年、リカルドは年間ランキング3位に終わった。ランキングの1-2位を占めたメルセデスのふたり以外のドライバーたちからリードし、彼は自分自身のことを”農夫のチャンピオン”を呼んでいる。彼はマレーシアGPでの勝利が決め手になったと確信しているという。
「もし僕が優勝しなかったら、もしマレーシアで起こったことがなければ、僕は今季に対しいくつかのレースで優勝するべきだったと振り返っているだろうし、そう話すだろう」とリカルドは認めた。
「でも僕はその勝利を得たから、僕は”そうするべきだった”とは言わないよ」
「僕は今まで獲得したことがなかったポールポジションを獲得し、ランキング上位に返り咲くことができた。それは素晴らしいことだと思う。僕が”農夫のチャンピオン”だということは間違いないね」
「今季の序盤のレースは、もともと中団との戦いになることが予想されていて、実際に4番手にいた。確か、3レース目の中国で2番手になれそうだったんだけど、僕たちはパンクしてしまったんだ。でもそのあとのレースから良くなった」
「マレーシアでの勝利はいわば大作だったよ。モナコでのポールポジション獲得は、僕的にハイライトだ。僕は人には明かしてこなかったけど、レースの週末にかけて自分自身に多くのプレッシャーをかけていたんだ。僕は自分が本当に勝てると信じていた。そうやってレース前にプレッシャーをかけていたから、実際にラップをしているときには安堵を感じていたよ」
Additional reporting by Jonathan Noble
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ダニエル リカルド , マックス フェルスタッペン |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |