【F1】リカルド「今年のマシンは”凶暴な獣”。今回はそれに捕まった」
レッドブルのリカルドは予選Q3中のスピンについて、”凶暴な獣”になった今シーズンのマシンに捕まってしまったようなものだと語った。






レッドブルのダニエル・リカルドは、予選Q3中のクラッシュについて、より多くのダウンフォースとグリップを生み出す、2017年仕様の”凶暴なマシン”に捕まってしまったようだものだと語った。
リカルドは予選Q3の最初のアタック中にターン14でリヤを滑らせ、マシンのリヤ部分からタイヤウォールにクラッシュしてしまった。
このミスにより、リカルドは予選Q3でタイムを残すことができず、母国レースで上位グリッドを獲得するチャンスを失ってしまった。
彼はこのミスについて、2017年のマシンがどれほど厄介な代物か、初めて理解できたと語った。
「それは一瞬で起こった。リヤが限界だと感じた時には、スピンし始めていた」と彼は語った。
「どうにかしようとしたんだけど、スピンしてしまった」
「ダウンフォースとグリップが増えた結果、それを失った時にはより激しく、攻撃的に牙を剥いてくる。僕はそれに捕まってしまったんだ」
「まだ学習をする必要があるけど、僕自身はバリアに突っ込むとは思っていなかったから、ちょっと奇妙な感じだ。マシンはこれまでより強くグリップするけど、それが間違った方向に向かうと、より大変なことになる」
「それらは新しい”獣”だ。僕はそれを良いことだと思っている。今のマシンが好きだ」
決勝に集中するリカルド
リカルドは、レッドブルのクルーたちが土曜の夜にマシンを修復しなければならなくなったことを謝り、決勝中に前進することができれば、彼らにビールを1杯か2杯おごるつもりだと語った。
「自分自身としては少し課題が残ったが、メカニックにも仕事を作ってしまった」と彼は語った。
「彼らが長い週末を過ごすことになるのはわかっているし、マシンを準備するのは大変な仕事だと思う」
「明日は少し困難になってしまったが、今日よりも良い結果を出して、彼らにビールを何本かおごれることを祈っている」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | オーストラリアGP |
ロケーション | アルバートパーク・サーキット |
ドライバー | ダニエル リカルド |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Andrew van Leeuwen |