【F1】ルノー、バーレーンでアップデート。ポイント獲得に自信
ルノーは、バーレーンGPに最初のアップデートを持ち込む予定であり、彼らは定期的にポイントを獲得できると自信を持っている。











ルノーは、第3戦バーレーンGPに最初のアップデートを持ち込む予定であり、彼らのマシンは定期的にポイントを獲得する準備が整っていると、チームは自信を持っているようだ。
開幕戦オーストラリアGPの金曜フリー走行で、ジョリオン・パーマーがクラッシュしたことにより、彼のレースは歯車が狂ってしまった。一方のニコ・ヒュルケンベルグはポイント圏外の11位でレースを終え、ルノーはポイントを獲得することができずに、オーストラリアを去ることになった。
散々な週末だったにもかかわらず、ルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビデブールは、チームのマシンは素晴らしいポテンシャルを持っていると語り、すぐにアップデートが投入されるだろうと語った。
「チームはまだ成長しており、多くのモノがもたらされる」と彼はmotorsport.comに語った。
「しかし、トロロッソやフォースインディアといった直接の競争相手も、オーストラリアでは我々より上手だったとはいえ眠っているわけではないし、アップデートを持ち込んでくるだろう」
「だから、どのチームが最も良いモノを持ち込んでくるかは見ものだ。我々には間違いなくポテンシャルがあると私は思っている。現在進行中の開発に、我々はワクワクしている。もしそれが今、マシンに導入されたなら、簡単にポイントを獲得できるようになるだろう」
それらのアップデートがいつ導入されるか尋ねられると、アビデブールは次のように答えた。
「第3戦以降、いくつかのアップデートが施される。そして、毎回ラップタイムが速くなっていくはずだ」
「しかし、我々だけがそうしているわけではないのはわかっている。競争は非常に激しく、厳しく過酷なシーズンになるだろう。進歩を遂げるためには、すべてを非常にうまくまとめなければならない。それは、フェラーリやメルセデス、レッドブルにとっても同じことだ」
走行不足が影響した開幕戦
アビデブールは、オーストラリアGPでチームが得た教訓は、走行時間をロスする余裕はないということだと語った。
彼は、パーマーのクラッシュがメルボルンでのレースに影響してしまったと考えており、バルセロナで行われたプレシーズンテストでの走行距離がそもそも足りなかったとも感じているようだ。
「率直に言って、彼(パーマー)を責めているわけではない。絶対にそうではない。しかし、彼がコースに出て行った時から苦難は始まっていたんだ」とアビデブールは語った。
「マシンを1台失ったことで、自分たちのパフォーマンスに関するデータや、燃料を積んでいる時、積んでいない時の走行などを学習する機会を、50%失ったことになる。これらのデータは、タイヤが新しくなった今、とても重要なことだ」
「我々は、冬のテストで他のほとんどのチームよりも走行距離が少なかった。我々は、そのツケを払っているのだと思う」
「我々は、1台のマシンがレースに向けての準備を手伝えなかったこと、他よりも走行距離が少なかったことの代償を支払っている。少しイライラしているが、それは我々の過失なのだし、そこから立ち直る必要がある」
「新しい時代のF1を迎え、すべてを適切に行わなくてはならない。そして、それはすごく難しいことだ。もし他より速くても、それだけでは十分ではない」
「明らかに、完璧な金曜日ではなかった。そのせいで完璧な土曜日を過ごせず、完璧なレースもできなかった。言うまでもなく、我々はノーポイントのままメルボルンを去るが、我々には間違いなくポイントを獲得する能力があると、私は確信している」
「中団は非常に競争が激しく、我々もその中にいる。中団のどこにいるのかは確信が持てないが、ポイントを獲るためには全てを完璧にしなければならない」
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この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | ルノーF1チーム |
執筆者 | Jonathan Noble |