【F1】レッドブル代表、ベッテルとシューマッハーの”近似値”を語る

ベッテルの”アゼルバイジャンGP体当たり事件”は、勝利にどん欲な姿勢が現れただけだと、レッドブルのホーナー代表は考えている。

【F1】レッドブル代表、ベッテルとシューマッハーの”近似値”を語る
Sebastian Vettel, Ferrari, plays a computer game
Sebastian Vettel, Ferrari, attends a Shell event
Sebastian Vettel, Ferrari
Sebastian Vettel, Ferrari
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H
Sebastian Vettel, Ferrari
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H
Christian Horner, Red Bull Racing Team Principal
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H
Press conference: Michael Schumacher, Mercedes GP and Sebastian Vettel, Red Bull Racing
Sebastian Vettel, Red Bull Racing and Michael Schumacher, Mercedes AMG F1 in the FIA Press Conference
Michael Schumacher, Mercedes GP and Sebastian Vettel, Red Bull Racing
Michael Schumacher, Mercedes AMG F1 with Sebastian Vettel, Red Bull Racing
Sebastian Vettel, Red Bull Racing and Michael Schumacher, Mercedes GP
Young kart racer Sebastian Vettel poses with his hero Michael Schumacher

 セバスチャン・ベッテルの前の”上司”であるレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、彼がアゼルバイジャンで怒りに任せてルイス・ハミルトンに体当たりしたのは、元気になってきた証拠だと考えている。

 今季のF1は、ハミルトンとベッテルによる激しいタイトル争いが繰り広げられている。そんな中、先月行われたアゼルバイジャンGPの際には、セーフティカーラン中にベッテルがハミルトンに体当たりするという事件が発生し、論争に発展した。

 ベッテルの行動は、プレッシャーを受けていることが原因だと見る向きも多いが、レッドブルのホーナー代表は、全く別の考えを持っているという。ホーナー曰く、マシンに乗ったベッテルは非常に感情的な人物であり、現状はただ単に彼が激しく戦っているだけだと語る。

「セバスチャンは、ただ自分の心を内を露骨に発しているだけだと思う。そして、彼は非常に激しい戦いに巻き込まれている」

 そうホーナーは語った。

「彼は今年チャンピオンになれる可能性を見付けた。そしてメルセデスに立ち向かっていくために何が必要なのかを知っている」

「彼は考えていることと言動の間にフィルターがないんだ。それは、彼の偉大な側面でもあるんだけどね。でも時折、苦境に立たされることがある」

シューマッハーとの近似値

 2010年から2013年まで、4年連続でワールドチャンピオンに輝いたベッテル。その栄光の歴史を、ホーナーは共に歩んだひとりだ。そのホーナーは、ベッテルにシューマッハーとの類似点を見出したという。

「セバスチャンは素晴らしい人物なんだ」

 そうホーナーは語る。

「皆さんは、彼の性格のほとんどを見ていないと思う。彼は楽しい男だし、英国的なユーモアを好んでいる。さらにチームのメカニックととても良い関係を築いている」

「レッドブルにいた時、彼はファクトリーに来る度に、レセプションやファクトリー周辺の女の子のために、チョコレートを用意してきたんだ」

「彼はいつも、とても度量が広かった。チームに贈り物をするだけじゃないよ。彼は自分の仕事に惜しみなく時間を使い、チームに投資するんだ」

「彼の中には、大きな欲望がある。記録は、彼にとって大きな意味を持つんだ。ミハエル・シューマッハーは、彼にとって偉大なアイドルだった。そして我々が時々目にするのは、”僕が勝つ”という闘争本能だと思う。時には、それに全てをかけていた」

 フェラーリはベッテルをより穏やかにするべきかと尋ねられたホーナーは、次のように語った。

「それは伝えられ方の問題だと思う。とはいえ、フェラーリはとても感情的なチーム。ラテンの雰囲気は、その感情に火をつけることになるかもしれない」

「それが悪いことだと言っているわけじゃない。しかし彼は最終的には彼も普通の人だということ、そして究極の目標を達成するためにどれだけ飢えているかということを示していると思う」

フェラーリの将来

 ベッテルは、フェラーリと来季以降の契約をまだ交わしていない。しかしホーナーは、もしベッテルがフェラーリを離れることがあれば、非常に驚くだろうと語る。その一方で、2019年にはメルセデスが彼を欲しがるはずだと示唆する。

「彼が(フェラーリを)離れたら、驚くことになるだろうね」

 そうホーナーは語る。

「彼の耳の中にはトト(ウルフ/メルセデスのマネージングディレクター)がいて、(フェラーリとの契約を)1年延長するべきだと言っていると思う。しかしフェラーリは、3年契約かゼロだと言っているだろう」

「彼はフェラーリで何を始めたのか、見たいと思っているはずだ。彼はミハエルがやったことを見習い、フェラーリで何かを構築するためにそこにいる。今フェラーリを離れることになれば、その仕事は半分しか達成されていないということになる」

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー セバスチャン ベッテル
チーム フェラーリ
執筆者 Jonathan Noble