【F1】レッドブル、ソチでの”大苦戦”は「驚きではない」
レッドブルはソチを得意としていないため、トップとの大きな差について特に驚いていないと、クリスチャン・ホーナーは語る。






レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ロシアGPの予選でポールポジションのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に大きな差をつけられたものの、エンジンパワーが重要なソチ・オートドロームでは、その差は驚くようなことではないと語る。
レッドブルのダニエル・リカルドは、5番グリッドを獲得した。しかし、ポールポジションを獲得したベッテルから、1.711秒と大きく離されてしまった。バーレーンGPでは、ポールシッターであるバルテリ・ボッタス(メルセデス)との差は0.7秒だった。
マックス・フェルスタッペンはリカルドよりもさらに0.2秒遅れ、ウイリアムズのフェリペ・マッサにも先行されてしまい7番手に終わった。
「1年前を振り返ってみれば、我々は2秒遅れていたと思う」
ホーナーは、motorsport.comに対してそう語った。
「だから、我々にとってこのコースは弱点になる。まだまだやらなければならない仕事がたくさんあるよ」
「このサーキットでは、5位という結果は最高のグリッドポジションだと思う。繰り返し言うが、その結果は、このコースが我々に適しているコースとは程遠いということを意味している」
フェルスタッペンは、同じルノー製パワーユニットを使うルノーのニコ・ヒュルケンベルグに、0.3秒しか差をつけられなかった。
同チームのレーシングアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ドイツのメディアに対して、ルノーのワークスチームに優れたパワーユニットが与えられ、それがギャップを縮めることに繋がっていると示唆した。しかしホーナーは、そうは考えていないという。
「我々は確かにそれを望んでいない」
ホーナーはそう語る。
「もしそうだとしたなら、私は非常に驚くだろう。我々はルノーが予選で素晴らしいパフォーマンスを発揮するのを見てきた。しかし我々は、予選とレースの両方でバランスを取ろうとしている」
「我々にはシャシーに関してやるべきことがたくさんある。しかし、ここはエンジンがとても重要なサーキットだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | ロシアGP |
ロケーション | ソチ・アウトドローモ |
ドライバー | ダニエル リカルド , マックス フェルスタッペン |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Adam Cooper |