







レッドブルのダニエル・リカルドは、金曜日にダウンフォースを低くしたマシンで走行していたが、競争力を発揮できなかったため、土曜日以降にこのセットアップで走行することを取りやめる可能性があることを示唆した。
リカルドは、通常よりもダウンフォースの低いセットアップを使用し、トップスピードを最大限に伸ばそうとしていた。しかし金曜日のフリー走行2回目では、トップタイムをマークしたルイス・ハミルトン(メルセデス)から1.319秒遅れた6番手だった。
セクター1とセクター3では最速タイムをマークしていたリカルドだが、よりテクニカルなセクター2では、自身よりも速いタイムをマークしたドライバーに対して1.5秒以上も遅れをとっていた。
リカルドは、セクター2ではマシンがまるで”F3マシン”のようだったといい、ストレートで稼いだタイムをコーナリングスピードのために犠牲にする価値はなかったと語った。
「ドライでは難しい状況だった。今日はセットアップに関して少しアグレシッブすぎた」とリカルドは話した。
「トップスピードを伸ばそうとしたんだけど、コーナーでタイムを大きく失ってしまった」
「コーナーでは、ストレートでのように十分にタイムを上げることができなかった。挑戦しようとしたことは良かったけど、それ以上のことはできなかった」
「セクター1と3では驚いたよ。僕たちはウルトラソフトタイヤを履いていたんだけど、セクター2ではF3マシンのようだった。状況が良くなるようにと色々試したし、機能してくれればよかったんだけど、そうはならなかった」
またリカルドは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンのマシンのようにダウンフォースを高くした仕様に戻すのか、もしくは低ダウンフォース仕様と高ダウンフォース仕様の間で妥協策を見つけようとするのかはわからないと語った。
「今の時点では、この仕様で走っても競争力がない。妥協策を見つけられるのか、あるいはマックスのマシンのような仕様にするのかは、考えてみよう」
「明日はもっと競争力を持ち、そしてより良いセットアップで走ることができると思う。トップ5は0.4~0.5秒以内に収まっているけど、そこに入れるかどうかといえば、おそらくOKだ」
一方フェルスタッペンは、ストレートラインでのスピード不足を補うために、2種類のセットアップを試していたと語った。
「両方ともよかったけど、特別なことはなかった」
「ストレートで戦うのは厳しいけど、コーナーなら大丈夫だと思う」
「2種類のアイデアを試したけど、どちらが適しているのかを見つけるのは難しかった。僕のセクター1と3でのタイムを見てもわかるように、ストレートでのタイムはかなり遅かったので、ストレートでは何ができるかを考えている」
「良い策を見つけようとしているけど、僕たちにとってはそんなに簡単なことではない」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | ベルギーGP |
ロケーション | スパ・フランコルシャン |
ドライバー | ダニエル リカルド |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Jack Cozens |