【F1】レッドブル、新車RB13に自信。「本命メルセデスに挑戦できる」
レッドブルは、1回目のバルセロナテストで低調なスタートを切ったにもかかわらず、新車はメルセデスと戦う能力を持っていると確信している。










レッドブルの新車RB13は、テスト初日に相次いでトラブルに見舞われるなど、低調なスタートを切った。しかしながらチームは、RB13はしっかりと機能しており、メルセデスと戦う能力を持っていると確信しているようだ。
バルセロナテストでは、メルセデスとフェラーリがタイムシートの上位を分け合ったが、レッドブルは彼らの進歩を警戒する理由はないと語った。
また、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、シーズン中にも積極的な開発を予定しているため、自信を持ってシーズン開幕に臨む必要があると語った。
「冬の成績だけでワールドチャンピオンになれるわけじゃない」とホーナーはmotorsport.comに語った。
「(開幕戦の)メルボルンで多くの問題が発覚してしまうよりも、ここ(バルセロナ)で問題を抱え、それらを解決してからシーズンに臨んだ方がいい」
「我々は、自分たちのプログラムに取り組み、学習している。マシンは予想通りに機能しており、開発に関して素晴らしい”道”を我々に示してくれている。ドライバーたちもマシンに満足し喜んでいるようだから、それはポジティブだ」
ライバルの進歩についての第一印象を尋ねたところ、ホーナーは次のように答えた。
「見てのとおり、メルセデスが絶対的な”本命”だ。彼らは過去3年間F1を支配してきた」
「過去3年間、我々は5レースで優勝した。フェラーリは3勝だ。つまり、メルセデスは約50レースを優勝してきたことになる。当然、彼らが最有力候補になるだろう」
「しかし、RB13は優れた素性を持っているようだ。そしてもちろん未成熟なレギュレーションの下、マシンはイベントごとに開発が進み、速くなっていく。今から(最終戦)アブダビまで、開発競争は続いていくだろう」
ホーナーは、チームのドライバーであるダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンの最初のフィードバックに満足しており、他のマシンのラップタイムの推移にはほとんど関心がなかったと語った。
「メルセデスは競争力がありそうだし、フェラーリもだ。我々は、今回のテストでは”実用的”な日々を過ごした」とホーナーは語った。
「エキゾーストやセンサーなど、いくつか問題が発生したがいずれも重大なモノではなく、時間が奪われるのが厄介なだけだった。大体において、我々はマシンから素晴らしいフィードバックが得ている」
「我々は、自分たちのプログラムに非常に重点を置いている。ドライバーたちは新世代のマシンを楽しんでいる。テスト序盤は時間を失ったが、これまでの進歩には満足している」
ルノー製パワーユニットの進歩
レッドブルはテスト初日にトラブルで走行時間を失ったが、レッドブルにパワーユニットを供給しているルノー自身は、一新されたパワーユニットがトラブルフリーで機能し、最初のテストを堅実に終えている。
「彼らは、この冬は忙しかったと思う」とホーナーはルノーについて語った。
「間違いなく、彼らはパワーユニットを進化させた。それを語るにはまだ早い時期だが、今のパワーユニットは開発可能な範囲が広く、大きな可能性を持っていると私は思う」
「おそらく、メルセデス製パワーユニットを使っているフォースインディアからルノーに移籍したニコ・ヒュルケンベルグにとっては良いことだ」
「間違いなく、ルノーが冬の間に行った仕事は印象的なモノだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | メルセデス , レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Jonathan Noble |