【F1】ロングラン未実施のマクラーレン「未発見の問題がまだあるはず」
バンドーンは、MCL32がロングランを行えていないことから、未発見の問題が潜在していると考えている。




第2回バルセロナ合同テスト3日目、マクラーレンは電装系トラブルのせいで2度走行を中断し、テスト残り1時間の段階で予防措置として走行を止めたため、その日のラップ数は48周に止まった。
3日目のドライブを担当したストフェル・バンドーンは、今のマクラーレンが優先して行わなければいけないことについて語った。
「これまで、僕たちはロングランを行うことができなかった」
「ロングランを行うことによって、多くのものを発見することができる。ロングランを行うことはとても重要なんだ」
「現状で、僕たちが発見しきれていないトラブルがあると思う。今のところ、ほぼ毎日トラブルを抱えている。それ以上に、50周以上連続走行した時に、熱がマシンにどのような影響を与えるのか実際にはわからないんだ」
「最終日に発見できることを願っているよ。でも現時点で明日のテストがどのようなものになるのかわからない」
予期せぬ展開
これまでの2年間でマクラーレンとホンダは、共に進歩してきたのにもかかわらず、3シーズン目で大きなトラブルを抱えてしまったことは驚きだとバンドーンは語った。
「過去2年間は、僕たちにとって困難なものだったと思うけど、それでも良い進歩を遂げられてきた」
「誰もが大きな一歩を踏み出すことができると期待し、この合同テストに臨んだ」
「僕たちが今直面している問題は予想外の出来事だし、理想的ではないと思う。この状況の中で、何もしないで座っているなんてできない。僕たちはもっと努力して、みんなで正しい方向に向かう必要がある」
「シャシーの面でいくつかの性能をつかむことができたが、パワーユニットからは少ししかない。まだたくさんの仕事があることは確かだ。今の段階で他のチームと比較してどのポジションに立っているのか、判断することはできない」
Additional reporting by Filip Cleeren
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | Barcelona pre-season testing II |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | ストフェル バンドーン |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Glenn Freeman |