【F1】ロンドン、2004年以来のF1の公道デモラン実施か。すでに検討中
今年のイギリスGPに先立ち、ロンドンでのF1のデモラン実施を検討していることが明らかになった。






F1の代表者とロンドンのウェストミンスター市議会は、今年の夏にロンドン中心部でF1のデモランを行うことを議論しているという。
これに関しては、ロンドンの公道での走行など様々な案が提唱されており、家族連れの外出日などを狙っているという。また、7月14~16日に行われるF1イギリスGPに先立って開催することが望まれている。
これらの案が提唱されているものの、イギリスGPに先立ってデモランを行うことは、準備期間が短いということを考えても、骨の折れる仕事となる。
なお、ロンドンの公道でグランプリを開催するという案は提唱されなかった。
ロンドンのウェストミンスター市議会の広報担当は、「大ロンドン庁の役員とウェストミンスター市議会は、ロンドンの中心部でショーを行う可能性について、イベントのオーガナイザーと面会した。ただ、レースを行うことはない」と話した。
「議論はまだ始まったばかりであり、何も決まっていない」
motorsport.comでは、市議会はF1の代表者らにこの件に関するフィードバックを示すため、レポートを重ねているところだという情報を得ている。
もしこのデモランの実施が決まれば、2004年に8つのF1チームがリージェント・ストリートとピカデリー・サーカスの間を走行して以来のこととなる。
またロンドンでのレース開催の可能性については長らく議論されているが、実現には至っていない。
先月、道路交通法の改正案がイギリス議会で可決され、封鎖された道路の使用など、イングランドにおけるモータースポーツイベントの開催プロセスが容易になった。
以前は、封鎖した車道を使用するイベントを行う際には、いかなるものでも議会の決議を必要としていた。
道路交通法の改正に伴い、道路を封鎖する許可を出すのは、イギリスのモータースポーツ統治機関であるモータースポーツ協会と、地方議会の役目となっている。
しかし、ロンドン中心部でF1レースを開催するためには、克服すべき障害が多く残されているという。
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シリーズ | F1 |
執筆者 | Lawrence Barretto |