【F1】中国GP FP3:フェラーリ1-2位独占。メルセデス0.3秒遅れ

2017年F1第2戦中国GPフリー走行3回目(FP3)が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムを記録した。

 日本時間4月8日13時、2017年F1第2戦中国GPフリー走行3回目(FP3)が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムを記録した。

 中国GPの初日は、悪天候に伴う視界不良のせいでメディカルヘリが飛行できなかったため、全てのドライバーがほとんど走行することができなかった。さらに日曜日も再び悪天候になるという予報もあり、土曜日中に決勝レースを行うことが、FIAとチーム間で検討された。日曜日に悪天候になる可能性は現時点でも高いままだが、メディカルヘリが飛べないほどではないと判断され、結局土曜日以降のセッションは、当初の予定通り行われることになった。

 とはいえ、予選と決勝に向けた準備時間は、この日行われたFP3の1時間限り。大忙しのスケジュールが始まったわけだ。

 2日目の空模様は薄曇りではあるが、気温21度、路面温度33度と温暖なコンディション。路面は待望のドライだ。

 残された練習時間を最大限に活用するため、セッションスタートから5分後には全てのドライバーがコースイン。各車、インスタレーションラップで持ち込んだセットの確認などを行なった。その間、メルセデスのバルテリ・ボッタスのTウイングが外れてしまった。しかし、ボッタスはピットに戻りそれを修繕する時間も惜しみ、そのまま走行を継続した。

 まずタイムを記録したのはレッドブルのダニエル・リカルド。スーパーソフトタイヤで1分35秒647を記録し、ロングランに入った。フェラーリのセバスチャン・ベッテルとメルセデスのルイス・ハミルトン、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはスーパーソフトタイヤ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)とキミ・ライコネン(フェラーリ)もソフトタイヤでロングランを行なった。

 セッション後半、新しいスーパーソフトタイヤに履き替えたライコネンは、1分34秒519とトップタイムを記録。昨年のポールポジションタイムを上回った。ライコネンは「リヤタイヤで苦労している」とチーム無線で報告した。

 ライコネンに続いてアタックを行ったベッテルは、1分33秒336とトップタイムを大幅に更新。同じタイヤで2度目のアタックを開始したライコネンは自己タイムを更新するものの、ベッテルのタイムを上回ることはできなかった。予選シミュレーションを終えたフェラーリは、再びロングランへ。

 ウイリアムズのフェリペ・マッサは、スーパーソフトタイヤで1分35秒092を記録し、フェラーリ勢の後ろにつけた。

 次にリカルドが新たなスーパーソフトタイヤを投入したものの、1分35秒092でマッサと1000分の1まで同タイムとなり4番手となった。ルノーのニコ・ヒュルケンベルグも、スーパーソフトタイヤでレッドブル勢の背後につけた。

 巻き返しを目指すメルセデスは、スーパーソフトタイヤのボッタスが最終コーナーでリヤを滑らせながら1分34秒333を記録。同じタイヤのハミルトンは1分34秒093をマークしたが、ベッテルのタイムには届かず。

 すかさず新しいスーパーソフトタイヤを投入してコースインしたベッテルがタイムアタックするも、自己ベストにわずかに届かなかった。一方のライコネンはベッテルに続いて1分33秒389をマークしたことで、メルセデス勢を上回った。

 セッション残り10分を切ったところで、フェルスタッペンがスーパーソフトタイヤを投入し、1分34秒946をマーク。なんとかマッサのタイムを上回ったものの、マッサがさらにタイムを更新。レッドブルは再びマッサの後塵を拝することになった。またウイリアムズのルーキー、ランス・ストロールもタイムを更新し、レッドブル勢の背後につけた。

 メルセデスもラストアタックを行った。ボッタスが1分33秒707、ハミルトンが1分33秒879とタイムを更新するが、フェラーリには約0.3秒及ばなかった。

 結局、フェラーリのふたりが1−2番手を占め、メルセデスがその0.3秒落ちのタイムで背後に並んだ。フェラーリ勢は開幕戦の勢いを維持しているように感じられる。真の実力は、この後の予選で明らかになることだろう。

 メルセデスから0.8秒遅れのマッサが5番手、レッドブルのふたりがマッサと0.3秒差で6−7番手。ストロールが8番手タイムと健闘し、ルノーのジョリオン・パーマーもセッション前半でスピンしながらも、後半で9番手タイムを記録することができた。10番手はトロロッソのカルロス・サインツJr.が続いた。

 マクラーレン・ホンダは、トップから2.5秒差つけられ、フェルナンド・アロンソが17番手、ストフェル・バンドーン19番手だった。

 中国GP予選は、この後日本時間16時からスタートする。

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F1中国GP フリー走行3回目結果
ClaドライバーChassisエンジンLaps時間ギャップインターバルkm/h
1 5 germany  セバスチャン ベッテル  Ferrari Ferrari 20 1'33.336     210.246
2 7 finland  キミ ライコネン  Ferrari Ferrari 19 1'33.389 0.053 0.053 210.127
3 77 finland  バルテリ ボッタス  Mercedes Mercedes 26 1'33.707 0.371 0.318 209.414
4 44 united_kingdom  ルイス ハミルトン  Mercedes Mercedes 25 1'33.879 0.543 0.172 209.030
5 19 brazil  フェリペ マッサ  Williams Mercedes 23 1'34.773 1.437 0.894 207.058
6 33 netherlands  マックス フェルスタッペン Red Bull TAG 20 1'34.946 1.610 0.173 206.681
7 3 australia  ダニエル リカルド  Red Bull TAG 23 1'35.092 1.756 0.146 206.364
8 18 canada  ランス ストロール  Williams Mercedes 24 1'35.182 1.846 0.090 206.169
9 30 united_kingdom  ジョリオン パーマー  Renault Renault 21 1'35.192 1.856 0.010 206.147
10 55 spain  カルロス サインツ Jr.  Toro Rosso Renault 24 1'35.223 1.887 0.031 206.080
11 27 germany  ニコ ヒュルケンベルグ  Renault Renault 22 1'35.449 2.113 0.226 205.592
12 20 denmark  ケビン マグヌッセン  Haas Ferrari 22 1'35.521 2.185 0.072 205.437
13 11 mexico  セルジオ ペレス  Force India Mercedes 20 1'35.626 2.290 0.105 205.211
14 8 france  ロマン グロージャン  Haas Ferrari 22 1'35.680 2.344 0.054 205.096
15 26 russia  ダニール クビアト  Toro Rosso Renault 23 1'35.804 2.468 0.124 204.830
16 31 france  エステバン オコン  Force India Mercedes 24 1'35.811 2.475 0.007 204.815
17 14 spain  フェルナンド アロンソ  McLaren Honda 17 1'35.912 2.576 0.101 204.600
18 9 sweden  マーカス エリクソン  Sauber Ferrari 25 1'36.063 2.727 0.151 204.278
19 2 belgium  ストフェル バンドーン  McLaren Honda 21 1'36.221 2.885 0.158 203.943
20 36 italy  アントニオ ジョビナッツィ Sauber Ferrari 24 1'36.705 3.369 0.484 202.922
 
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この記事について
シリーズ F1
イベント名 中国GP
サーキット 上海国際サーキット
記事タイプ フリー走行レポート