【F1】予選6番手のグロージャン、ライバルチームを脅かす
グロージャンがトップクラスのチームに次ぐ6番手を獲得したことは、ライバルチームを驚かす結果だったようだ。









オーストラリアGPの予選で6番手を獲得したハースのロマン・グロージャン。彼のこの結果は、ライバルチームを驚かせる結果となった。
グロージャンはオーストラリアGPの予選で6番手を獲得。これはハースにとってもベストグリッドであり、またグロージャンのタイムは7番手のフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)よりも約0.4秒速かった。
そのマッサは、グロージャンのラップに驚いており、またウイリアムズのチーフテクニカルオフィサーのパディ・ロウも、ライバルチームの仕事ぶりを称賛した。
「ハースには驚かされたし、彼らはよくやった」とロウは話した。
「ロマンのQ2でのラップは良くなかったし、こうなるとは考えてなかった」
グロージャンは、バルセロナ合同テストでは自身の”指標”を見つけることに苦労し、このようなパフォーマンスを発揮できるとは考えていなかったと認めた。
「楽観的に捉えていた人もいたけど、物事は僕が望んでいたようには進まなかった」
「最初のラップではマシンも良くなっていて、走った感じも良かった。そこからもっと改善できるだろう」
「予選では(ダニエル)リカルドがタイムを出せていないから、僕は実質的には7番手からのスタートということになる。そこから14番手まではかなりタイトだ」
「激しい戦いになりそうだ」
マッサも驚きを隠せず
金曜日のFP2では電気系のトラブルに見舞われ、わずか6周しか走行できなかったマッサは、ハースの後方になってしまい、少々がっかりしたという。
合同テストでは、ウイリアムズは中団チームの中で最も競争力を持っており、メルセデス、フェラーリ、レッドブルに次ぐ4番手を争うものと考えられていた。
「驚いたよ。僕はQ1とQ2で彼よりも速かったんだ」とマッサは話した。
「でもバルセロナの時のように、もう少し良くなると思う」
"奇跡のラップ"であることを願うクビアト
またトロロッソも中団チームの中でトップを争っており、予選9番手のダニール・クビアトは、グロージャンは"ただバッグの中から奇跡を取り出しただけ"だと話した。
「彼ら(ハース)はQ1とQ2では普通だった。でもQ3ではとても良いラップを走っていた。わずかな差だったけど、マッサは彼に届かなかった」
「彼(グロージャン)はとても印象的だった。あのラップが”奇跡”であることを願っているよ」
Additional reporting by Andrew van Leeuwen, Erwin Jaeggi and Jonathan Noble
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | オーストラリアGP |
ロケーション | アルバートパーク・サーキット |
ドライバー | ダニール クビアト , フェリペ マッサ , ロマン グロージャン |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Scott Mitchell |