【F1】”使い道ない”と批判のハードタイヤ、次に登場するのは日本GP?

スペインGPに持ち込まれたタイヤが硬すぎると批判されているピレリは、日本GPまでハードタイヤが使われないかもしれないと認めた。

 ピレリがスペインGPに持ち込んだタイヤは、ハードタイヤを始めとした一番硬い組み合わせだった。しかし、このタイヤは硬すぎるとドライバーから不満が出ていた。

 結局、ハードタイヤはインスタレーションラップを行う際に使用されたのみで、各ドライバーはミディアムやソフトタイヤでの走行に注力した。

 フォースインディアのテクニカル・ディレクターを務めるアンディ・グリーンは、パドックの意見を代表して、次のように語った。

「現時点では、この世代のマシンにそれ(ハードタイヤ)は合わないと思う。それを使いたいとは思わない」

 ピレリは当初、イギリスGPが行われるシルバーストンでもハードタイヤを持ち込もうと計画していたが、これを放棄し使用タイヤの発表をスペインGP後まで延期した。

 発表を遅らせたことで、ピレリはスペインGPでのデータを適切に評価することができる。

 ピレリのF1テクニカル・ディレクターを務めるマリオ・イゾラは、motorsport.comの質問に次のように答えた。

「我々はチームと合意し、シルバーストンに持ち込むタイヤの配分を決定するのを、バルセロナの後に遅らせることを決めた」

「元々の締め切りはバルセロナの前、木曜日だった」

「我々は、バルセロナでのパフォーマンスに関する情報をチームから集めることに決めたのだ」

「このプロセスは、FIAに我々が提案し同意を得た。データを分析しFIAと話し合う予定である。間違いなく、我々は内部で会議を開き、決定を行う必要がある」

 伝統的にマレーシアや日本、ブラジルといったレースでハードタイヤが使用されてきた。現状から考えて、鈴鹿でハードタイヤが選択される可能性は高い。マシンの継続的な開発が続くことで、ダウンフォースが大幅に増加しタイヤへの負荷が大きくなることを考えると、ピレリはより保守的なアプローチを強いられることが予想されるからだ。

 現時点では、マレーシアやブラジルではハードタイヤが使用されない予定であるが、ピレリが持ち込むタイヤの種類は、それぞれの締め切りを過ぎるまではチームに知らされない。

「我々は鈴鹿でハードを使う予定だ」とイゾラは述べた。

「鈴鹿はシーズン後半に開催されるので、我々は待たなければならない。他にタイヤに厳しいサーキットは(マレーシアの)セパンが挙げられるが、昨年舗装が新しくなったために、磨耗が少なかった」

スーパーソフト持ち込みは”積極的すぎ”

 当然、ピレリは今週末にミディアム、ソフト、スーパーソフトタイヤを持ち込むことができなかった理由を精査している。特に、同サーキットで行われたプレシーズンテストでは、スーパーソフトタイヤはよく機能していたからだ。

 しかしイゾラはFIAとの合意で、シーズン最初の5戦で全チームに同じタイヤセットを割り当てることを決定していたため、直前になっての変更はあまりにも劇的なモノになるだろうと語った。

「我々は、昨年の時点で全チームのタイヤ割り当てを決定していた。もしタイヤを1段階柔らかくするならミディアムが2セット、ソフトが4セット、スーパーソフト7セットでバルセロナに臨むということになる」

「正直に言って、それは少しやり過ぎだ。あるいはあまりにもアグレッシブすぎる。我々はチームにこの攻撃的な選択を強いることは望んでいないので、より硬い組み合わせを持ち込むことを決めた」

 しかしながら、タイヤの組み合わせがチームによる自由選択だったとしても、ピレリはハードを持ち込んだだろうと認めた。それは、この決定が開幕戦の前に下されたからだ。

 ハードタイヤが”放置”されると思っていたかどうかを聞くと「正直に言って、ノーだ。割り当てが決められたのは、開幕戦の8週間前だ。今それを問われれば、おそらくイエスと言っただろう。8週間前は、プレシーズンテストの情報を受け取ってすぐだったんだ」

「だからマシンのアップデートや、最初の4レースに関する情報などはない」

 彼は、プレシーズンテストではスーパーソフトタイヤがうまく機能していたことは認めたが、天候が暖かくなることとマシンの開発が進むことを考えると、慎重なアプローチが正しかったと述べた。

「そのコンディション、当時の負荷では問題なかったかもしれない。今、我々はプレシーズンテストを元に負荷を予測してここにきた。テストと比較して気温も違う」

「ここ数年は、もっと気温が高かった。だから、我々はそういった要素すべて考慮しなければならない」

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第5戦スペインGP決勝をライブテキストでお届け。20時50分より配信予定

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース