
バルテリ・ボッタスが、バルセロナ合同テスト3日目の午前中、ウルトラソフトタイヤで走り、トップタイムを記録した。








バルセロナ合同テスト3日目午前中のセッションが終了し、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録した。
昨年チャンピオンに輝いた直後、電撃的に引退を表明したニコ・ロズベルグがサーキットに姿を見せる中、その後任としてコクピットに収まったバルテリ・ボッタスが、この日の午前中のセッションで輝きを放った。
ボッタスは当初ソフトタイヤを履いて周回を重ねていたが、その後スーパーソフトやウルトラソフトを投入。いずれのタイヤでも、大きな差は生じなかった。とはいえ、今年のテストで初めて1分20秒台の壁を突破。1分19秒705を記録してトップに立った。
セッションの大方はフェラーリのセバスチャン・ベッテルが2番手につけていたが、終了間際にレッドブルのダニエル・リカルドとルノーのジョリオン・パーマーがタイムを更新。それぞれ2番手と3番手でセッションを終えた。ベッテルは4番手だった。
パーマーはこの日の午前中唯一の赤旗の原因となった。彼はセッション開始早々にターン3でスピン。そのままグラベルに捕まり、赤旗が掲示されることとなった。しかしマシンに大きなダメージはなかったため、最小限のロスタイムでコースに復帰、51周を走り込んだ。
ザウバーはマーカス・エリクソンが乗り込んで54周を走行。5番手のタイムを記録した。またウイリアムズのランス・ストロールも55周を走破して6番手につけた。なおストロールは、チェッカーフラッグが掲出された直後にコースオフ。グラベルに捕まってしまい、作業者の支援を受けることになった。
マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、この日はトラブルに見舞われておらず。28周を走破して全体の8番手となるタイムを記録した。チームはこの日のプログラムについて、アタックラップを行うのではなく、データの収集に重点を置いていると発言。アロンソはその言葉の通り、目立つようなタイムを記録することなく、淡々と走行を重ねた。
トロロッソとハースは下位に沈んだが、それぞれガレージにいる時間が長く、場合によっては何らかのトラブルを抱えている可能性もある。
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F1バルセロナ合同テスト3日目午前
Driver | Team | Time | Gap | Tyre | Laps | |
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1 |
| ![]() | 1:19.705 | ![]() | 75 | |
2 | ![]() | ![]() | 1:21.153 | 1.448 | ![]() | 48 |
3 | ![]() | ![]() | 1:21.396 | 1.691 | ![]() | 51 |
4 | ![]() |
| 1:21.609 | 1.904 | ![]() | 69 |
5 | ![]() | ![]() | 1:21.824 | 2.119 | ![]() | 54 |
6 | ![]() | ![]() | 1:22.351 | 2.646 | ![]() | 55 |
7 | ![]() | ![]() | 1:23.781 | 4.076 | ![]() | 39 |
8 | ![]() | ![]() | 1:23.832 | 4.127 | ![]() | 28 |
9 | ![]() | ![]() | 1:23.952 | 4.247 | ![]() | 31 |
10 | ![]() | ![]() | 1:25.133 | 5.428 | ![]() | 27 |
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | Barcelona pre-season testing I |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | バルテリ ボッタス 発売中 |
チーム | メルセデス 発売中 |
執筆者 | Glenn Freeman |