【F1】好調ボッタス、ギヤボックス交換でペナルティ。メルセデス認める
バルテリ・ボッタスはギヤボックスを交換するため、イギリスGPで5グリッドダウンのペナルティを受ける予定だとメルセデスは認めた。








イギリスGP初日の走行を終え、2セッションともメルセデスのバルテリ・ボッタスがチームメイトのルイス・ハミルトンを上回り、トップタイムをマークした。
しかし、ボッタスはギヤボックスを6レース連続で使用するという義務を満たすことなく、新しいギヤボックスを投入することになったため、イギリスGPでグリッドペナルティを受けることになってしまった。
前戦オーストリアGPでは、ハミルトンもギヤボックス交換でグリッドペナルティを受けており、メルセデスは2レース連続で予定外のペナルティを受けることになってしまった。
ハミルトンは、オーストリア初日の2セッションでトップタイムをマークしたが、予選では3番手。ペナルティで後退し8番グリッドからレースに臨み、レースは4位でフィニッシュした。
メルセデスは、ボッタスの現在のギヤボックスは、ハミルトンの以前のユニットと”同じように”ダメージを受けていたと述べた。
チームはなんとかそのギヤボックスを6レース保たせようとしていたものの、最終的に交換を決定した。しかし、現在は問題の原因がわかっているため、今後トラブルが繰り返されることはないと確信しているようだ。
走り出しから感触に満足のハミルトン
初日の両セッションをトップで終えたにもかかわらず、ボッタスは高速コースのシルバーストンで”マシンをより信頼できるように”、マシンのバランスを改善する必要があると主張していた。
「僕たちは、週末をうまくスタートできた。最初のセッションから、バランスはそれほど悪くはないが、ドライブをしやすくし高速コーナーでもっとマシンを信頼できるように、もっと改善が必要だ」とボッタスは語った。
「全体的に見れば、週末は良いスタートを切れた。僕たちは明日も通常通りに作業し、改善を試みる必要がある」
チームメイトのハミルトンは、FP1でボッタスから0.078秒、FP2ではスーパーソフトタイヤを使ったボッタスに対して、ソフトタイヤで0.047秒遅れだった。
「今日は素晴らしい感じだった」とハミルトンは述べた。
「僕たちのマシンは大体のレースで、金曜日にセットアップするのが簡単ではない。でも今回は最初からうまくいっていて、これまでのところ感触は素晴らしい」
「そうすれば、夕方(FP2)が少し楽になる。本当に良いロングランができたし、ショートランでも実に素晴らしい感じだ。今、僕たちは状況を整理し、データを分析することができる。そして、明日に向けてマシンを最適にセットアップすることができれば良いな」
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