【F1】新PUに自信のルノー「攻めなければ、F1にいる意味はない」

ルノーは一新された新しいPUにより、開幕時点で1周0.3秒のパフォーマンス向上を目標としていると明かし、シーズン中も同様の向上を狙っている。

 ルノーは、構造を一新したパワーユニット(PU)によって、開幕戦の時点で昨年型と比べて1周あたり0.3秒相当のパフォーマンス向上を目標としており、シーズン中の開発でも同様の飛躍を期待しているという。

 信頼性、出力ともに満足いくものではなかった2015年のルノー製PUと比べて、2016年のPUは順調にパフォーマンスが向上。実際、ルノーのチーフテクニカルオフィサーであるボブ・ベルは、2016年型のPUはすでにフェラーリ並みの出力が出ていたと語っている。

 しかしながらルノーは、数年後にタイトル獲得を狙うという長期的な”野望”の一環として、今季からのPUデザインを一新することに決めた。

 火曜日にロンドンで行われたルノーの新車発表イベントで、マネージングディレクターであるシリル・アビデブールは、新PUの進歩がかなり良かったと明かした。

 motorsport.comが彼に、パフォーマンスの向上がどれだけあると感じているかと訊いたところ彼は次のように答えた。

「昨年の我々はかなりまともな、いやまとも以上の素晴らしいモノを持っていた。信頼性の面では、驚くほど良かった。だから、デザインを一新するのはかなり勇気が要ることだった」

「しかし、我々は再びゼロからスタートすることを決めた。F1という世界では、攻めなければ死んでいるのと同じことだ。トップであるメルセデスに追いつくという”野望”に真剣に取り組んだとしても、追い越すことができないならば、全く別の哲学を採用しなければならない。それが我々が今年やったことだ。だから、最初に必要なのは信頼性だ。それが第一でなければならない」

「パフォーマンスの向上について、我々はシーズン開幕までに、昨年と比べて0.3秒のゲインを目標にしていた。私はPUだけに限った話をしている。マシンの残りの部分の向上は考慮していない。そして我々は、シーズン中も同等以上の前進を果たすことを望んでいる」

新PUの開発は信頼性が鍵

 ルノーは既に、第5戦スペインGP以降のヨーロッパラウンドに投入される2基目のPUに施すアップデートを計画している。

 しかしながらアビデブールは、自動車メーカーとしてに最優先は信頼性であることは明らかだと語った。なぜなら、シーズン序盤で信頼性の問題に見舞われてしまえば、その後の開発に支障が生じてしまうからだ。

「シーズン中の開発で、我々は0.3〜0.4秒の改善を達成していきたいと考えている」と彼は語った。

「しかし、それは我々のPUに信頼性がなければ達成できない目標だ。もし信頼性がなければ、アップデートの導入計画が中断してしまう。信頼性の問題を解決してからでなければ、2基目や3基目のために開発しているアップデートは導入できない」

複数の燃料サプライヤーは”メリット”

 ルノーは今年2つの燃料サプライヤー、すなわちワークスチームについたBP/カストロールと、レッドブル&トロロッソについたエクソンモービルと共に働くという、希有な状況にある。

 サプライヤーが異なることで開発の方向性も異なってくる可能性もあるが、アビデブールはこの状況をポジティブなモノだと感じているようだ。

「この状況は妥協ではない。素晴らしいことだ」と彼は言った。

「冬の間に起こったことのすべてと同様、素晴らしいチャンスだ」

「F1にはどこでも競争が必要だ。パートナー間でも何らかの形の競争が必要であり、それがどのように展開されるのかを見てみたい」

「我々には開発を行う能力があり、2つの燃料サプライヤーと2つの”まともな”開発プログラムがある。それは非常に素晴らしいことだ」

【関連ニュース】

【F1】ルノーPUチーフ「2017年PUは、昨年とは95%違っている」

【F1】ギャラリー:ルノーR.S.17全ディテール

【F1】ルノー、2017年の目標は”ランキング5位”

【F1】ルノー2017年型マシンR.S.17を公開「F1は我々のDNA」

【F1】ルノー「PUはすでにフェラーリ並。2018年にはトップに」

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
チーム ルノーF1チーム
記事タイプ 速報ニュース
タグ cyril abiteboul