【F1】昇格目指すルクレール、テスト結果に満足。ライコネンも好評価
F1昇格を目指すシャルル・ルクレールは、ハンガリーでのF1インシーズンテストに参加し、自身の走行に満足している様子だ。







シャルル・ルクレールは、プレマ・レーシングから参戦中のF2選手権でトップを独走。7ラウンドを終えて50ポイントをリードしている。ハンガリーGP後に行われたF1インシーズンテストではフェラーリSF70Hをドライブし、テスト1日目のトップタイムをマークした。
フェラーリ・ドライバー・アカデミーに2016年に加入した彼は、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンを観察できることが『大きな助け』になっていると語っていた。
ライコネンはルクレールについて、「(テストでは)チーム全体が彼をサポートしていたので、彼はハッピーだっただろう。それはいいことだ」と述べた。
「普段慣れ親しんでいるのとは異なるマシンをドライブするのは、常に難しいことだ」
「しかし、彼には時間がある。彼は素晴らしい進歩を見せたし、彼の将来にとっては間違いなくいいことだ」
フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、フェラーリのリザーブドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィやルクレールのために、F1シートを用意したがっている。
フェラーリとパワーユニット供給契約を結んだザウバーを、フェラーリの育成ドライバーの進歩を助けるためのジュニアチームに変えることを考えているとマルキオンネが明かしたことで、ジョビナッツィやルクレールのチャンスは増した。
「言うまでもなく、できるだけ多くの人に良い印象を与える必要があるし、そうするために僕はベストを尽くす」とルクレールは語った。
「それからもし今年の終わりにチャンスがあれば、僕はそれを両手で掴みに行くだろうけど、今はF2に集中している」
ルクレールはハンガリーテストで98周を走行。マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンを0.088秒上回り、テスト初日のトップタイムをマークした。
彼のベストタイムはソフトタイヤでの1分17秒124だった。ベッテルのベストタイムより0.622秒遅いが、ベッテルのタイムはスーパーソフトタイヤで出したものだ。
「僕は満足している」と、ルクレールはテストの感想を述べた。
「良い印象を与えるのは、常に重要なことだ。だけど正直に言って、それが(テストでの)本当の目標ではなかった」
「主な目標は、F1マシンに乗って走行距離を重ね、できるだけ最高の仕事をし、彼らに僕のことをよく知ってもらうことだったんだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | シャルル ルクレール , キミ ライコネン |
執筆者 | Lawrence Barretto |