【ギャラリー】美しく個性的なマシン”粒ぞろい”だった1992年のF1
2020年は現行レギュレーション最終年。来季からは全く異なる考え方による生み出されるマシンによる、新しいF1が始まる。そのマシンは魅力的なのか……今から28年前、個性的なマシンが粒ぞろいだったシーズンがあった。

2021年から、F1のレギュレーションが大きく変更される。これに伴い、マシンも大幅変更……つまり、現行のレギュレーション下で生み出されるマシンを目にできるのが、今季(2020年)が最後ということになる。
このレギュレーション変更は、レース中のオーバーテイクを増やすための試みとして実施されるものだ。現状のF1マシンは、車両の上側、つまり前後のウイング等でダウンフォースを生み出そうとしているクルマだ。2021年からはこれを変更し、マシンの下側、つまりフロア下でダウンフォースを生み出すクルマにしようとしている。こうすることでマシン後方で生み出される乱流を削減し、オーバーテイクしやすいようにすることが目指されている。
どんなマシンが登場するのか……格好良いマシンだったらいいな……そんな想いをみなさんお持ちだろう。この企画では、マシンの格好良さが粒ぞろいだと言われるシーズンをご紹介しようと思う。
今から遡ること28年前。1992年のF1である。当時は空力が日に日に進化していた時代。技術開発が進み、F1にもコンピュータが多く導入され始めた頃だ。マシンにコンピュータを搭載できるようになったことで、様々なハイテクデバイスが誕生。エンジンや燃料噴射システム、ギヤボックスなども電子制御されはじめた頃だ。また、マシン開発にもコンピュータが導入され、ここから飛躍的にその影響力を増していった。
ただ、まだまだ人の手・頭脳がダイレクトに活かされ、”熟練の技”が必須だった時代でもある。コンピュータが算出したデータと人間の知恵……それぞれの合間を取り持って生み出されたマシンは、いずれも個性的なデザインだった。
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