レッドブルのクリスチャン・ホーナーは、2016年のチームの躍進に勇気付けられた一方、2017年に向けて慎重な姿勢を見せている。
新たなレギュレーションがスタートする2017年シーズン、メルセデスの主な挑戦者はレッドブルになると考えられている。
しかし、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは慎重な姿勢を見せており、ルノーが2017年シーズンに向けて開発している新たなパワーユニットの性能にレッドブルは大きく依存していると考えている。
「彼ら(ルノー)はとても懸命に働いている」とホーナーは語った。
「去年の冬にルノーが果たしたようなパフォーマンス向上が今年の冬も起きて、レギュレーションが安定していれば、パワーユニット(の出力)が収束し始めるだろうと期待している」
「また、シャーシがパッケージ内で大きな役割を果たすことができれば、マシンのバランスを良くするのに少しでも役立つだろう」
「しかし他のチームの動向がわからないため、全て仮説に過ぎない。我々にできることは、最高の仕事をするために今集中し、(開幕戦の)メルボルンで他のチームのパフォーマンスを心配することだけだ」
ホーナーはあまり期待をせずに昨シーズンに臨んだと語ったが、レッドブルが2016年に果たした進歩により、コンストラクターズチャンピオンシップ2位を獲得することができ、勇気付けられている。
「シーズン前の我々の期待は非常に低いものであり、トップ5に入れるかどうかがコンストラクターズチャンピオンシップの課題になると考えていた」
「しかし、昨シーズンはコンストラクターズチャンピオンシップ2位、ドライバーズチャンピオンシップ3位、モンテカルロでのポールポジション、16回の表彰台、(ダニエル・)リカルド(レッドブル)がシーズンのレースラップを完走した。100%の信頼性で、12ヵ月前に比べると(レッドブルは)大きな進歩を遂げている」
「2017年に大きなレギュレーション変更があり、何が起こるかは誰にもわからない。しかし、2016年シーズンで我々はたくさんの恩恵を受け、ポジティブな気持ちになることができている」
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