
トロロッソのダニール・クビアトは、F1アブダビGP初日が生産的な1日だったと語った。
トロロッソ・ホンダは、F1最終戦アブダビGPのフリー走行1回目でダニール・クビアトが15番手、ピエール・ガスリーが16番手に終わったものの、フリー走行2回目ではクビアトが9番手、ガスリーが10番手と2台揃ってトップ10圏内に食い込んだ。
2セッションともにチームメイトを上回ったクビアトは、予選・決勝が日没の時間帯に行なわれることから、日中に行なわれたFP1での結果はあまり重要ではないと考えている。
またトロロッソは、コンストラクターズランキング5番手のルノーを8ポイント差で追いかけているが、ルノーがFP2で後方に沈んでいることから、現時点ではトロロッソが若干優勢と言える。チームがコンストラクターズ5位でシーズンを終えられる可能性について尋ねられたクビアトは、次のように語った。
「……残念なことに、今日はポイントがつかないからね」
「初日は良かったと思う。FP1はあまり重要ではないかもしれないけど、ブレーキングやアクセルのポイントの参考にする分には良い。FP2も生産的なセッションだった」
「中団争いはまだ激しいから、どうなるかは分からない。今のところマシンの調子は良さそうだけど、かといって改善をせずに全てをそのままにしておけばいい訳ではない」
「過去の結果からこのコースが合っている、合っていないと言うのは簡単だ。でも実際は、どのくらい良いマシンセットアップができるかにかかっている」
「僕たちが満足のできるマシンに仕上げられて、もう一方のチーム(ルノー)がそれをできなければ、僕たちの方が前に立てるだろう。例え理論上、僕たちがこのコースに適していなくてもね」
またクビアトはマシンバランスについても概ね満足しているようだが、順位争いを含めて多くを語ることはなく、予選・決勝に集中しているようだ。
「ああ、バランスは問題なかったと思うし、初日は全体として悪くなかったと思う。全体的にとても良かった」とクビアトは語った。
「とにかく様子を見よう。やるべき仕事が常にあるんだ」