2019年新規則、追い越し改善効果は限定的? 一方で速さには”大きな悪影響”

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2019年新規則、追い越し改善効果は限定的? 一方で速さには”大きな悪影響”
執筆:
協力: Edd Straw
2019/01/17 9:56

レーシングポイント曰く、2019年の新レギュレーション下での生み出されたマシンは、シミュレータの結果、ラップタイムが数秒落ちるという結果になったという。

 2019年シーズンのF1は、レギュレーションが変更され、フロントとリヤのウイングが、これまでよりシンプルなモノになる予定だ。この変更は、コース上でのオーバーテイクなど、F1の”ショー”としての要素を際立たせるために導入されるものである。

 レーシングポイントのテクニカルディレクターであるアンディ・グリーンによれば、この”比較的小さい”レギュレーションの変更は、マシンのパフォーマンスとバランスに”大きな影響”を与えるという。

「ものすごく大きな影響だ」

 グリーンはmotorsport.comに対してそう語った。

「数カ月前に初めて風洞実験を行なった時、ラップタイムは数秒遅くなり、マシンのバランスも同じように悪くなった」

「それは最悪の結果だった。うまく行けば、より接近戦のレースを生み出すために、肯定的なこともある程度あるかもしれないが……」

「我々は他のチームと同様に、自らの方法で穴から抜け出し、新しいレギュレーションに対処しようとしている」

 空力パーツのシンプル化により、失われたダウンフォースを取り戻すべく、各チームによる開発競争が、シーズン開幕直後には激化すると考えられている。

「開発曲線はとても急激だ」

 グリーンはそう主張するが、レーシングポイントは、フォースインディアを前身として、2018年の夏に生まれたチーム。以前のチーム体制の際にはリソースが不足していたため、ルールの変更にうまく対処できているかどうか、確証が持てないとグリーンは語る。

「我々にとっては、大きなチャレンジだ」

 グリーンはそう語る。

「フォースインディアだった時代に、(新レギュレーションに対して)本当に取り組めていたのか、それを疑問に思っている」

「重要な構造の変更は、シーズンを通して行なっていかなければならないだろう。我々は取り組んでいくだろう。今では、以前よりももっと良い立場にいる。そのことは、我々にとって助けになるだろう」

 マシンのパフォーマンスへの影響は、開発作業が進むに連れてハッキリしてくるだろう。しかしグリーンは、ライバルマシンを追走するのに大きな違いが生み出されるかどうか、注視していかなければならないと語る。

「私の懸念が間違っていれば良いと思う。他のマシンを追走するという面において、良い結果をもたらすことを願っている」

 そう彼は語った。

「しかし、これまで行なってきた分析では、その影響は比較的小さいモノに見える」

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シリーズ F1
執筆者 Scott Mitchell