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F1新車”雑感”解説:フェラーリSF90……両端が低いフロントウイングはトレンドに?

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F1新車”雑感”解説:フェラーリSF90……両端が低いフロントウイングはトレンドに?
2019/02/16 3:45

フェラーリが2019年用マシンSF90を発表。キープコンセプトな印象だが、両端を低くしたフロントウイングは、トレンドなのかもしれない。

 フェラーリが、2019年シーズンを戦うニューマシンSF90をイタリア・マラネロのフェラーリ本社で公開した。

 このSF90というマシン名称は、1929年にイタリアのモデナで”スクーデリア・フェラーリ”が誕生してから90年という年を記念したもの。その重要な年に相応しく、赤と黒で塗り分けられた、重厚なカラーリングとなった。昨年の日本GPからマシンに入れられていたフィリップモリスの『MISSION WINNOW』のロゴも黒。それだけで、印象が一変するから面白い。

 さてマシン自体のデザインに目を向けてみよう。全体を見渡すと、昨年型SF71Hのコンセプトを、色濃く受け継いでいる感がある。特にノーズは、昨年型そのままではないかと思えるほど酷似している。

 ただそんな中でも、いくつか注目しておきたいところがある。

 まずはフロントウイングだ。規則変更に合わせて、シンプルな形状にはなっている。しかしその両端、翼端板と接する部分がかなり低められているのが、写真でも見て取れる。これは、フィオラノでシェイクダウンしたアルファロメオのフロントウイングに通じるものがある。すでに発表された他のチームのマシンは、この付近のフラップの高さは、翼端板の高さに合わせられていた。

 ただ、フェラーリとアルファロメオのみが採用した解決策……ということでは、どうもなさそうだ。トロロッソ・ホンダSTR14も新車発表時には、他チームと同様に翼端板の高さに合ったフラップがついたフロントウイングを装着していた。しかしシェイクダウンでは、フェラーリやザウバーと同じく、両端が低いフラップを採用……今季の規則に対処するための解決策として、トレンドになっていくのかもしれない。

 サイドポッドからエンジンカウルにかけての形状は、昨年型を踏襲。ただ、ドライバーの頭の上、インダクションポッドの形状は、昨年は円形だったのに対しSF90では三角形に変更され、ロールフープは非常に薄くなっている。

 リヤビューミラーは、ハロ装着型を廃止。周囲にケースをつけた”二重ミラー”も採用してこなかった。その代りに、コクピット横から伸びるポッドウイングにもステーを伸ばし、空気の整流に活かしているようだ。

 リヤサスペンションは、昨年型に比べて上反角が和らげられているようだが、これは当該部分がもっとよく見えることになる来週から始まるテストまで、判断を保留しておきたい。

 またハースやアルファロメオが採用した、エキゾーストパイプの上にウェイストゲートパイプを2本縦に並べる方式は、このフェラーリも同じ。やはり、フェラーリ製パワーユニット使用マシンに共通した処理だと言えよう。

”キープコンセプト”という印象が非常に強いフェラーリSF90。しかしフェラーリは、”できる限り最大限のことをした”と自信を語っている。もちろん、開幕戦までに様々な箇所にアップデートが入れられ、まるで別物となっているかもしれない。

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