登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本
特集

F1プライベーター通信簿(3):トロロッソ|レッドブルとの関係をどう活かすか?

元重鎮F1デザイナーであるゲイリー・アンダーソンが、2019年シーズンのプライベーターチームの戦いぶりを評価。その3回目はトロロッソ・ホンダ。

Pierre Gasly, Toro Rosso STR14

Pierre Gasly, Toro Rosso STR14

Jerry Andre / Motorsport Images

 2019年シーズンをコンストラクターズランキング6位で終えたトロロッソ。彼らは、姉妹チームであるレッドブルの技術を可能な限り活用することで、徐々に成果が出始めている。また、レッドブル同様トロロッソもホンダのパワーユニットを使っているため、エネルギーのデプロイメントの検討についても、情報を共有することができるはずだ。

Read Also:

 とはいえトロロッソは、ホンダPUのアップデートのテストベンチ、そしてドライバー育成の場としても活用されている。チーム代表のフランツ・トストは、レッドブルのサポートをするというのが、トロロッソの立ち位置であるということをよく理解している。その一方でその立場を活かし、自らのパフォーマンス向上にも繋げることに成功……その緊密な関係により、前述の通り2回の表彰台を獲得するなど、コンストラクターズランキング6位となった。チームにとっては、セバスチャン・ベッテルが在籍し優勝を挙げた2008年以来のベストシーズンとなった。

■2019年トロロッソの成績
最高グリッド:6位(1回)
レース最高位:2位(1回)
獲得ポイント:85(首位に対し38%/2018年は33ポイント)
表彰台:2回

 トロロッソは2019年シーズンを、2018年終盤よりも力強い走りでスタートさせた。しかし彼らには一貫性がないところがあり、それが最大の疑問だった。シーズンを通して、パフォーマンスの浮き沈みが激しかったのだ。今後、その点は改善していく必要があるだろう。

 なお今シーズンをダニール・クビアトとアレクサンダー・アルボンというコンビでスタートさせたトロロッソだったが、シーズン後半からはアルボンに代わってピエール・ガスリーが復帰することになった。この3人はいずれも、毎回ではなかったとはいえ、時折強力なパフォーマンスを発揮することになった。

■2019年トロロッソのドライバー別成績
獲得ポイント:クビアト37ポイント/アルボン16ポイント/ガスリー32ポイント
ベストグリッド:クビアト6位(1回)/アルボン9位(2回)/ガスリー6位(1回)
決勝最上位:クビアト3位(1回)/アルボン6位(1回)/ガスリー2位(1回)

 トロロッソは、レッドブルから完全に独立して戦うことはできない。しかし、より大きな力を持つレッドブルのサポートを存分に活かすことで、メリットを享受できる可能性がある。

 つまり彼らは、レギュレーションによって許される限り、できるだけレッドブルと密に働くべきだろう。現在の4人のドライバーを見渡せば、レッドブル+トロロッソ、つまりホンダ製パワーユニット搭載マシンによる1-2-3-4位独占が不可能だと言う根拠は何もない。それが実現すれば、現代では特別なリザルト……ということになるだろう。

Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 山本尚貴に”F1での良いオファー”? ホンダ山本MD「レッドブルと議論した」
次の記事 【動画】F1王者ハミルトンとMotoGPの伝説ロッシがマシンを交換!?

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本