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いざタイトル争いへ……レッドブルとホンダ、”戦い”への基礎を整えた2019年?

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いざタイトル争いへ……レッドブルとホンダ、”戦い”への基礎を整えた2019年?
執筆:
2019/12/25 10:25

パートナーシップ1年目のシーズンを終えたレッドブルとホンダ。彼らの2019年シーズンは、3勝+2ポールポジション、コンストラクターズランキング3位と上々の結果に終わった。2020年、さらなる高みを期待していいのか?

 2015年、1992年以来のパートナーシップを組んだマクラーレンとホンダ。かつての”ゴールデンコンビ”復活に、人々は大いに期待を寄せた。しかし、ホンダがF1復帰以来初めて勝つには、2019年まで待たねばならない……そんなことはなかなか考えられなかっただろう。しかも、ホンダが共に勝利を手にしたのはマクラーレンではなく、レッドブルだったのだ。

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 ホンダは、2017年限りでマクラーレンとの関係を断ち、2018年からトロロッソと組むことになった。そしてその翌年、トロロッソの”親チーム”であるレッドブルにパワーユニット(PU)を供給した1年目から優勝することとなった。

 マクラーレンは、現行のV6ターボ+ハイブリッドシステムのいわゆる”パワーユニット”レギュレーションの複雑さを過小評価していた。その結果、”マクラーレン・ホンダ”での3年間は非常に厳しいモノとなり、表彰台すら獲得できなかった。

 ただその3年全てが無意味だったわけではない。ドライバーから「GP2エンジン」と罵られ、公然と関係を解消されてしまった。しかしその間もホンダは威厳を保ち続け、機会を待っていた。

 レッドブルのホームコースであるレッドブルリンクで挙げた勝利は、ホンダにとって2006年ハンガリーGP以来、実に13年ぶりの優勝である。これによって、鬱憤を晴らすことになった。ただホンダは、マクラーレンと組んでいた時代に、楽な解決方法を講じることを避けてきた……その見返りがこの勝利だったと言えるだろう。

 1勝だけで、数年間にも及んだ数億ドルの投資が正当化されるわけではない。そのため、ホンダの復活劇は、より大きな何かの一部分である必要があったのだ。

ホンダとの過渡期。信頼性が著しく向上?

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、2019年がチームにとって「過渡期」であると常々語ってきた。またホンダは、メルセデスやフェラーリと戦う準備がまだ整っていないことを認める。とはいえオーストリアGP以降、マックス・フェルスタッペンがチームにさらに2勝と2回のポールポジションを獲得したことで、ポジティブな状況で来季に向けた準備を進めていくことができる。

 ホンダは2018年からF1に挑む体制を一新。現場では田辺豊治F1テクニカルディレクターがチームを牽引し、HRD Sakuraでは浅木泰昭が研究開発体制をまとめた。そして、かつては大いに苦しめられた信頼性は、今やホンダの武器ともなりつつある。

 レッドブルは、2019年をグリッド降格ペナルティなしで過ごすことはできなかった。しかしトラブルによる追加のコンポーネント投入ではなく、アップデートに伴う戦略的グリッド降格が基本。ホンダのPUは、アップデートが投入される度にパフォーマンスを向上させていった。

 ホンダ曰く、PUにはレギュレーションで許された基数のみでシーズンを戦い切るだけの信頼性があったという。またフェルスタッペンも、PUのトラブルによるリタイアはシーズン中なかったと指摘する。

「ホンダは大きく前進した」

 そうフェルスタッペンは語る。

「エンジン(PU)交換は全て、パフォーマンス面でのアップグレードによるものだった。そのレースでグリッドの最後尾に下がるか、5か10のグリッド降格ペナルティを受けることは分かっていた。しかしそれは、その後のレースで僕らの助けになるパフォーマンスに関するモノだった。PUの消耗によるものではなかった。だから、来年に向けても良いことだ」

アグレッシブな開発計画が功を奏す

 ホンダの信頼性とパワーアップ向上に寄与したのは、2018年シーズンの後半にアップグレードされたMGU-Hと、今年6月のフランスGPで”スペック3”のパワーユニットと同時に投入された新型のターボチャージャーが中心だった。

 ホンダは2019年シーズンは第4戦で、信頼性の向上に重点を置いたスペック2をデビューさせた。このスペック2はパフォーマンスの面では大きな飛躍とはならなかったが、スペック3で性能が大幅に向上。レッドブルとの協力により大きな進歩を遂げ、シャシーとの適合性も向上した。結果、オーストリアGPでフェルスタッペンが勝利することになった。

「特にシーズンの早い段階では、勝利するのは難しいと感じていました」

 田辺テクニカルディレクターはそう認めていた。

「しかしシーズン途中には、チームもシャシーの面で改良を施しました。そして我々のエンジンも同じように改善したんです」

 ターボの開発には、ホンダジェット開発部門の知見も投入。信頼性の高い、高性能の高回転タービンを実現した。まさに”オールホンダ”体制での努力だった。

 夏休み明け以降もホンダは積極的な開発スケジュールを実施し、結果的にはそれが報われることになった。グリッドペナルティは受けつつも、他メーカーよりも1スペック分多いアップデートを行なったのだ。

 ホンダはすでにメルセデスに追いついた……そう言うのはまだ時期尚早だろう。しかしフェルスタッペン曰く、両者の間隔は”非常に近い”と示唆し、特にレースでは遅れを埋めることができると考えている。

 しかしフェラーリが夏休み明け以降パフォーマンスを大幅に向上させたことは、レッドブルとホンダにとって想定外だったかもしれない。

「僕らはモンツァでもとても競争力があった。でも、それ(フェラーリの躍進)は予想外のことだった」

 フェルスタッペンはそう語る。

「それほど悪くなかった。パワーユニット投入によるペナルティを受けたけど、最後尾からスタートしたから、5位が最大限の結果だった。だからそれについては驚くべきことじゃない。シンガポールではセットアップを誤ってしまった」

「鈴鹿はいつも難しい。予選に向けたセットアップがうまくいくかどうかによって、大きな違いになるんだ。僕は予選でのセットアップについて、あまり満足できなかった。それでも順調なスタートを切り、3番手を走っていた……しかし1コーナーでシャルル・ルクレールによって押し出されてしまったんだ」

「そのレースは、僕らにとっては良い結果になったはずだ。そうなれば、最後の数戦についても、異なる話になっただろう」

タイトルを争うための”基礎”が整った

 ホンダのターボの進歩により、標高の高いコースでのパフォーマンス向上は著しいものだった。そしてシーズン終盤のフェルスタッペンは、夏休み前の力強い戦いぶりを再び発揮した。

 メキシコでは予選で最速タイムをマークしたものの、黄旗無視によりタイム抹消。決勝ではスタート直後にハミルトンと接触し、コースオフしたことで9番手まで後退することになった。アメリカGPでは終始メルセデス勢と遜色ないペースで走り3位。ブラジルでは自身初のポール・トゥ・ウインを成し遂げた。

 これらの結果、フェルスタッペンはフェラーリのふたりを押さえきり、ドライバーズランキング3位を確保することになった。

 チームとしての勝利数や獲得ポイントは、ルノー製PUを使っていた2018年と比較すれば、いずれも微減している。しかし、ドライバーズランキングを見れば、フェルスタッペンは自己最高記録を樹立。2020年シーズンに向け、期待を抱かせる結果となった。

「期待を上回ったかどうかを判断するのは、常に難しい。しかし僕がポジティブだと思うことは、年間を通じて目標があり、常に一定のレベルを保ちつつ目標を上回っていることだ。それは、これまで経験したことのないことだ」

 そうフェルスタッペンは語る。

「それは素晴らしいことだ。彼ら(ホンダ)は、今後手に入れるべきことについて常に正直だし、少しずつ良くなっている。そして彼らは全力で働き、後半の2スペックで実現した改善はとても大きなものだった」

「僕はとても満足している。かつて僕は、マシンとエンジンの信頼性により、多くのポイントを失ってきた。でもその両方が改善されていると思う。結局のところ、タイトルを狙おうというなら、そういう問題でリタイアすることは許されないんだ」

 タイトル獲得、それはレッドブルにとっての究極の目標だ。そしてチームは、フェルスタッペンとの契約を維持するためにも、タイトルを狙えるだけのポテンシャルがあるということを示さなければいけない。

 2019年のレッドブル・ホンダは、タイトルを狙うための準備が十分に整ってはいなかった。ただレッドブルは、長期的な将来を考えた際、ルノーよりもホンダに可能性を見出したのだ。

 レッドブルとホンダがタイトルを本格的に争うための基礎を築いた……そんな1年だったと言えるだろう。おそらく。

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー マックス フェルスタッペン 発売中
チーム レッドブル・ホンダ 発売中
執筆者 Scott Mitchell