レースレポート
F1 第15戦シンガポールGP
F1シンガポールGP決勝:ベッテル、“復活”の今季初V! フェルスタッペン3位表彰台
F1第15戦シンガポールGPの決勝が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが今季初優勝を果たした。
戎井健一郎
編集: 2019/09/22 21:51
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F1第15戦シンガポールGPの決勝レースが行われた。優勝したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテルで、昨年のベルギーGP以来となる勝利を挙げた。
コース幅が狭く、コーナー数の多いシンガポールでは、メルセデスとレッドブルが優勢になるのでは、という見方が多かった。しかし、予選ではフェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得し、チームメイトのベッテルも3番手につけるという意外な展開となった。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は2番グリッド、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は4番グリッドからのスタートとなった。
なお、タイヤ選択はQ3に進出した上位9台がソフト、残るマシンはピエール・ガスリー(トロロッソ)を除いてミディアムを選択した。ガスリーはただひとりハードタイヤでのスタートだ。
全61周のレースがスタート。例年荒れることの多いオープニングラップだが、大きな混乱はなく、上位陣はグリッド通りの順位で1周目を終えた。
ただ、中団以下ではニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)が接触の影響でピットイン。それぞれ破損した箇所を交換し、ハードタイヤを履いてコースに戻っていった。
上位陣はルクレール、ハミルトン、ベッテル、フェルスタッペン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)というオーダー。この6台が等間隔でペースをコントロールするという展開となった。
中団争いでは、予選Q1でのMGU-Kの規定違反によって最後尾スタートとなっていたダニエル・リカルド(ルノー)が猛チャージ。10周目のターン14でダニール・クビアト(トロロッソ)を交わし、12番手に浮上した。クビアトはその後、レーシングポイントの2台にも交わされ、大きく後退した。
ペースに苦しむクビアトは12周目にピットインし、ハードタイヤに交換。ルーティンストップを行った初めてのドライバーとなった。
1分48秒台後半〜1分49秒台前半のラップタイムで周回していた上位陣だが、16周目頃から先頭のルクレールがペースアップ。1分47秒台にタイムを載せると、2番手のハミルトンもそれに呼応するようにペースを上げた。
19周目、ついに上位陣に動きが。ベッテルとフェルスタッペンがピットインし、ともにハードタイヤに交換してコースに戻っていった。
翌周にはルクレールとアルボンがピットインしてハードタイヤにスイッチ。これにより、一時的にメルセデスのワンツー体制が形成された。また、ルクレールはベッテルの後ろでコースに戻ることとなった。アンダーカットを許した格好だ。
実質的な先頭に立ったベッテルはタイヤ交換直後に1分45秒453のファステストラップを記録するなどマージンを稼ぎ始めると共に、ステイアウトしたメルセデス勢とのギャップを一気に縮めていった。
ボッタスは23周目にピットイン。辛うじてアルボンの前でコースに復帰することに成功した。一方でハミルトンはステイアウトする戦略を採った。
その後ハミルトンは26周目にピットイン。フェルスタッペンの後ろ、ボッタスの前でコースに戻った。これにより、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がラップリーダーとなった。
ベッテルはタイヤ交換義務を消化していない中団チームのマシンを次々と料理し、31周目に首位に立った。
リカルドはポイント圏内まで順位を上げていたが、ペースの落ちていたジョビナッツィをターン7の出口で半ば強引に抜きにかかった際に接触。タイヤがパンクしてしまい、ピットインを余儀無くされてしまった。
36周目、ラッセルとロマン・グロージャン(ハース)がターン8で接触。ラッセルはウォールにクラッシュし、ウイリアムズにとって今季初めてのリタイアとなった。これによりセーフティカーが出動した。
レースは41周目に再開。ベッテルがリスタートをうまく決め、首位をキープした。
そんな中、ランス・ストロール(レーシングポイント)がクビアトと接触して緊急ピットインを余儀無くされた。そして43周目にはチームメイトのセルジオ・ペレスがスローダウンし、マシンストップ。レーシングポイントにとっては厳しい展開となってしまった。
ペレスのマシンを回収するため、この日2度目のセーフティカーが出動した。
レースは48周目、残り14周で再開となった。ベッテル、ルクレール、フェルスタッペン、ハミルトン、ボッタス、アルボンという上位6台のオーダーは変わらず。7番手にランド・ノリス(マクラーレン)、8番手にはフレッシュなタイヤを履くガスリーが浮上してきた。
50周目のターン1への飛び込みで、キミ・ライコネン(アルファロメオ)とクビアトが互いに譲らず接触。ライコネンがマシンを停めたため、これで3度目のセーフティカー出動となった。
残り10周でレース再開。ここでも上位の順位に変動はなかった。3連勝を狙うルクレールはベッテルとのギャップを縮めようとするが、ベッテルもファステストラップを立て続けに更新し、応戦した。
ベッテルはそのまま逃げ切りトップでチェッカー。昨年のベルギーGP以来、そして今季初の優勝を挙げた。2位にはルクレールが入り、フェラーリはワンツーフィニッシュを達成した。
ハミルトンからの猛追を受けていたフェルスタッペンは逃げ切りに成功し、3位表彰台を獲得。5位ボッタス、6位アルボンとなった。
中団勢最上位は7位のノリス。ガスリーはセーフティカーのタイミングにも助けられ、8位に入った。以下ヒュルケンベルグ、ジョビナッツィまでが入賞となった。
【リザルト】F1第15戦シンガポールGP決勝結果
順位 ドライバー 周回数 タイム 差 前車との差 平均速度 ポイント 1 セバスチャン ベッテル 61 - 25 2
シャルル ルクレール 61 2.641 2.641 2.641 18 3
マックス フェルスタッペン 61 3.821 3.821 1.180 15 4
ルイス ハミルトン 61 4.608 4.608 0.787 12 5
バルテリ ボッタス 61 6.119 6.119 1.511 10 6
アレクサンダー アルボン 61 11.663 11.663 5.544 8 7
ランド ノリス 61 14.769 14.769 3.106 6 8
ピエール ガスリー 61 15.547 15.547 0.778 4 9
ニコ ヒュルケンベルグ 61 16.718 16.718 1.171 2 10
アントニオ ジョビナッツィ 61 17.855 17.855 1.137 1 フルリザルトを見る
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