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バリチェロ、自らのF1最多出走記録に並んだライコネンを祝福「今度乾杯しよう!」

元F1ドライバーのルーベンス・バリチェロは、自身が持つF1最多出走記録に並んだキミ・ライコネンに、祝福のメッセージを送った。

Podium: race winner Rubens Barrichello, Brawn Grand Prix, second place Jenson Button, Brawn Grand Pr

写真:: Sutton Images

 F1第10戦ロシアGPでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がミハエル・シューマッハーの持つF1歴代最多勝記録である91勝に並べるかどうかに注目が集まった。結果的にハミルトンはこのレースで3位に終わり、シューマッハーに肩を並べることはできなかったが、その陰で、もうひとつの大記録に並んだドライバーがいた。それはキミ・ライコネン(アルファロメオ)だ。

 2001年、アルファロメオの前身であるザウバーからF1デビューを果たしたライコネンは、途中2年のブランクを挟みながらも、今日までF1参戦を続け、このロシアGPでF1出走322レース目を迎えた。これでルーベンス・バリチェロが持つF1歴代最多記録に並んだのだ。

 同週末、アルゼンチンのツーリングカーシリーズ『スーパーTC2000』に参戦していたバリチェロは、現地からライコネンに向けてのビデオメッセージをインスタグラムに投稿。今月41歳を迎えるライコネンを祝福した。

 

「親愛なるキミ、“322”の世界へようこそ! 正直、僕の数字に届く人は現れないと思っていた。でもそれは良いことだ」

 バリチェロはさらにこう続けた。

「とても長い道のりだったと思うけど、君はこの記録にふさわしい。正直、僕の記録は326だと思っているけど、君はそこにも問題なくたどり着けると思っているよ」

 バリチェロの言う“326”という数字は、彼がグランプリにエントリーした回数である。ただ、不運によって決勝でスタートできないまま終わったレースもいくつかあるため、公式には『322戦出走』となっている。彼が出走できなかった代表的なレースに、金曜フリー走行で大クラッシュしてその後のセッションに参加できなかった1994年のサンマリノGPや、スタート直後の多重クラッシュに巻き込まれた影響で仕切り直しとなったスタートのグリッドにつけなかった1998年ベルギーGPなどがある。

 バリチェロはまた、いつかライコネンと共にこの記録を祝いたいと語り、メッセージを締めくくった。

「いつの日か一緒にワインを飲みながら、僕たちが共に戦い、表彰台に乗っていた日々を共に祝いたいね」

「アロンソも(F1に)来るみたいだから、走り続けてくれ! じゃあね」

 

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