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ホンダPU勢、F1最終戦で有終の美飾れるか?「チーム一丸となって戦う」と田辺TD

2020年のF1最終戦アブダビGPを前に、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターがコメント。良い形でシーズンを締めくくりたいと語った。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16

Steven Tee / Motorsport Images

 コロナ禍の影響で7月に開幕した2020年シーズンのF1もここまで16戦を消化し、あとは最終戦アブダビGPを残すのみとなった。ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、前戦サクヒールGPでの結果を出せなかった分、アブダビでは良い形でシーズンを締めくくりたいとコメントした。

 バーレーンのアウター・サーキットで行なわれたサクヒールGPは、ホンダパワーユニット勢にとって歯車の噛み合わないレースとなった。スタート直後にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンがシャルル・ルクレール(フェラーリ)とセルジオ・ペレス(レーシングポイント )の接触を避けようとした際にコントロールを失いウォールにクラッシュ、早々に戦線を離脱した。チームメイトのアレクサンダー・アルボンも予選でQ2敗退したことが響き、波乱となったレースで6位に上がるのが精一杯だった。

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 また、フリー走行から好調だったアルファタウリ勢もダニール・クビアトが6番グリッド、ピエール・ガスリーが9番グリッドと好位置からスタートしたが、1ストップ作戦を採ったドライバーに逆転されたこともあり、結局クビアト7位、ガスリー11位とグリッド順位よりも低い位置でのフィニッシュとなった。

 昨年はフェルスタッペンが3勝を挙げながらも、今季はフェルスタッペンとガスリーが1勝ずつを挙げたのみに留まっているホンダPU勢。最終戦で勝って昨年の勝利数に並びたいところだ。田辺テクニカルディレクターはプレスリリースに寄せたコメントの中で、最終戦を良い形で終えるために一丸となって戦うと意気込んだ。

「今週末は、いよいよ2020年シーズンの最後となる第17戦アブダビGPが開催されます。今年のシリーズはコロナウイルスの影響を受け開幕が遅れたことに加え、開催できるサーキットにも限りがあり、7月から12月中旬までの短い期間で多くの連戦を含む全17戦が行なわれることとなりました。開幕戦からここまで、アッと言う間に過ぎていったような気がします」

 田辺テクニカルディレクターはそう語った。

「最終戦が開催されるヤス・マリーナ・サーキットは、前半に2本の長いストレートがある一方、後半には多くの低速コーナーを有しているテクニカルなコースです。3戦連続で夕暮れ後のレースになりますので、ファンの皆さんには今週もカクテルライトを浴びながら火花をあげて走る美しいマシンの姿を楽しんでいただけるのではと思います」

「先週のサクヒールGPは、さまざまな要因で我々にとって思ったような結果が出ない悔しいレースになりましたが、気持ちを切り替えていいかたちでシーズンを締めくくることができるよう、最後までチーム、ドライバーと一丸となって最終戦に臨みます」

 

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