F1チームの”舞台裏”には、エンターテイメントが盛り沢山?
メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウルフは、F1チームの舞台裏にはたくさんのドラマがあるため、それを公開するべきだと主張する。
写真:: Steve Etherington / Motorsport Images
メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウルフは、各F1チームはファンを楽しませるために、内部の無線通信を公開するべきだと語る。
先日行なわれたベルギーGPの決勝レースは、上位争いには順位変動がなく、膠着状態となった。そして今季はメルセデスのルイス・ハミルトンがここまでの7戦中5勝を挙げる強さを見せており、すでにタイトル争いは決着したのではないかと見る向きすらある。
しかしメルセデスF1のチーム代表であるトト・ウルフは、ガレージ内では人々が思うよりも多くのドラマが起きており、信頼性の懸念も度々発生していると主張する。
そのためウルフは、このガレージ内部の無線交信を公開することになれば、F1のショーアップに繋がるはずだと考えている。
「ファンが言うことは分かっている」
そうウルフ代表はmotorsport.comに対して語った。
「あまり面白くないレースもあれば、その反対のレースもある」
「サッカーの良いゲームと悪いゲームがあるというのを同じだというのは、簡単すぎるかもしれない。しかし実際のところ、チャンピオンシップをひとつのチームが独走するのを見たいと思う人はいないだろう」
「しかしそのことについて我々は、常に疑いを持っている。我々はチャンピオンシップを独走しているとは、本当に信じていないのだ。舞台裏では、本当にたくさんのドラマが起きているんだ。パーツを準備したり、エンジンのテストベンチでは失敗もある。土壇場でアップグレードを持ち込もうとしたり、今日(ベルギーGP)のようにワンストップで最後まで走り切れるかどうかということについての心配もある」
「私は、ファンがこういう(内部での)コミュニケーションを利用できるようにすべきだと思う。実際の行動を追うことができ、何が起きているのかということをみることができれば。そして全てのチームがそれを公開すれば、F1のエンターテイメント性を強化する方法になると思う」
なお今季この先には、F1初開催サーキットや、久々にF1を開催するサーキットでのグランプリが予定されている。これらのグランプリが、今年の選手権に興奮をもたらすことになるだろうとウルフ代表は語る。
「ムジェロは素晴らしいサーキットだと思う。そのコースは、私がドライバーだった頃から知っている」
そうウルフ代表は語った。
「F1マシンがそこで見られるのは、とてもエキサイティングだと思う。また、ポルティマオに行くのも楽しみにしている。ここも楽しい場所だし、非常に楽しい開催地になる可能性がある」
「伝統的なイモラにも戻る。そしてトルコやバーレーン……多くの変化が我々を待っている。それらが、エンターテイメントの要素を増すことを望んでいる」
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