F1テスト2日目午前、ペレスが最速。メルセデスに疑いの目? ホンダ勢も好調
F1プレシーズンテスト2日目午前のセッション。前日に続きレーシングポイントが好調な走りを見せ、セルジオ・ペレスがトップタイム。レッドブルとアルファタウリのホンダ勢も安定した走行を披露した。またメルセデスには疑いの目が向けられている。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
スペインのカタルニア・サーキットで行なわれているF1プレシーズンテスト前半2日目。午前中のセッションが終了し、レーシングポイントのセルジオ・ペレスがトップタイムを記録した。タイムは1分17秒347だった。
初日も好調な走りを見せたペレスだったが、この日も速さは健在。48周を走行し、セクター1とセクター2を最速で駆け抜け、首位に立っている。
2番手につけたのは、漆黒のマシンを走らせているルノーのダニエル・リカルドで、1分17秒749を記録。走行距離は41周だったが、セクター3ではベストタイムをマークした。
レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが3番手。この日も順調に周回を重ね、ここまでで59周を走っている。アルファタウリ・ホンダにはピエール・ガスリーが搭乗。セッション開始直後にはスピンするシーンもあったが、すぐにコースに戻るなど、セッション最後まで周回を重ねて77周を走った。
復活の兆しを見せつつあるウイリアムズのジョージ・ラッセルが71周を走って5番手。なかなかペースが上がってこないフェラーリのシャルル・ルクレールは、49周を走って6番手となった。
この日最も注目を集めているのはメルセデスである。メルセデスはルイス・ハミルトンが午前中にドライブし、午後にはバルテリ・ボッタスにマシンを引き継ぐ予定。ただ、ハミルトンが走らせたマシンは、ステアリングを前後に動かすことで、トー角を制御しているようで、その模様がオンボードカメラの映像でも確認できる。
おそらくストレートではトーインの形にして直進安定性を向上させ、コーナーにはトーアウトの形にしてコーナリングの安定性を高めているのではないかと見られるが、その効果については今後議論の的になっていきそうだ。
ただハミルトンは午前中だけで106周と、他車を圧倒する周回数をこなしている。
8番手にはハースのロマン・グロージャンがつけ、アルファロメオのキミ・ライコネンが9番手。マクラーレンのランド・ノリスが最下位の10番手となっている。
■F1プレシーズンテスト2日目午前 タイム結果
1. セルジオ・ペレス(レーシングポイント) 1'17''347 48Laps
2. ダニエル・リカルド(ルノー) 1'17''749 41Laps
3. アレクサンダー・アルボン(レッドブル) 1'18''155 59Laps
4. ピエール・ガスリー(アルファタウリ) 1'18''165 77Laps
5. ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ) 1'18''266 71Laps
6. シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1'18''335 49Laps
7. ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1'18''387 106Laps
8. ロマン・グロージャン(ハース) 1'18''496 87Laps
9. キミ・ライコネン(アルファロメオ) 1'18''508 65Laps
10. ランド・ノリス(マクラーレン) 1'18''537 48Laps
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