勢力図には”サプライズ”も、決勝に自信。ホンダ田辺TD「面白いレースができれば」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、F1開幕戦オーストリアGPの予選を終えてコメント。メルセデスとの差は大きいと認めつつも、決勝レースへの自信を語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2020年のF1開幕戦オーストリアGPの予選で、ホンダ製パワーユニット搭載勢は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3位に入ったのが最上位となった。
事前の評価では、メルセデスとの差はより小さいと考えられていたが、実際には0.5秒の差がつく、そんな予選結果となった。
「2020年開幕戦の予選が終了しました。今日の結果は昨年までの勢力図がやや変わり、多少のサプライズがあったと思います」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、プレスリリースにそうコメントを寄せた。その言葉の通り、フェルスタッペンに次ぐ4番手には、マクラーレンのランド・ノリスがつけ、その他ルノー、レーシングポイントなども、かなり接近してきている。昨年までは”3強”の一角を占めていたフェラーリは、その中に埋もれる結果となった。
「ホンダとしてはレッドブルのフェルスタッペン選手が2列目3番グリッド、(アレクサンダー)アルボン選手が3列目5番グリッドと、明日のレースに向けて良いポジションを獲得してくれました。とは言うものの、我々の車と予選トップとのタイム差は小さくありません」
ただ、ロンングランのペースには、手応えを感じていると田辺テクニカルディレクターは語る。しかもフェルスタッペンは、トップ10で唯一、ミディアムタイヤを履いて決勝レースをスタートする権利を有しているのだ。
「しかし、我々のロングランペースは悪くないことに加えフェルスタッペン選手が上位で唯一のミディアムタイヤを履いてのスタートですので、明日は面白いレースをできればと思っています」
初日苦しんだアルファタウリ勢は、予選でQ3に進むことこそできなかったものの、フェラーリに次ぐ位置につけるなど、前進を遂げた。そしてパワーユニットは、これまで問題なく動いているという。
「アルファタウリの2台についても、昨晩の作業でマシンのバランスを改善し、ガスリー選手が12番手、クビアト選手が13番手と明日のレースでのポイント獲得に向けて悪くないポジションにつけてくれました」
「ここまで我々のPUは問題なく機能しています。それぞれのチームともにライバルは強力ですが、開幕戦でいい結果を得られるようさらなる準備を進めます」
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