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求めていた開幕戦の結果じゃない……フェルスタッペン、開幕戦はリタイア

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1開幕戦オーストリアGPで好調な走りを見せていたが、突如発生したトラブルによりリタイア。失望の結果に終わった。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16, leads Lando Norris, McLaren MCL35

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16, leads Lando Norris, McLaren MCL35

Mark Sutton / Motorsport Images

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2020年のF1開幕戦オーストリアGP決勝でマシントラブルに見舞われ、リタイアに終わった。

 土曜日の予選で3番手になったフェルスタッペンは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がグリッド降格ペナルティを受けたことにより、2番グリッドからスタートすることになった。しかもトップ10のドライバーの中では唯一ミディアムタイヤでスタートする権利を手にしており(他のトップ10ドライバーは全員ソフトタイヤでのスタート)、レースを優位に進める可能性もあるのではないかと見られていた。

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 実際にレースがスタートすると、序盤こそ先頭のバルテリ・ボッタス(メルセデス)に引き離されたものの、ライバルたちより一段階硬いミディアムタイヤで好ペースを発揮……しかしトラブルに見舞われ、リタイアとなった。

「まだ、何が起きたのかよく分かっていない。僕らは調査して、その原因を見つけるつもりだけど、望んでいたような開幕戦ではなかった」

 フェルスタッペンはチームのプレスリリースにそう語った。

「去年と違って良いスタートを切ることができた。ただレース序盤はバルテリがものすごく速かったから、勝利を目指すのはものすごく難しいということは分かっていた。とは言え、表彰台は手堅いと思っていたし、3位ならば開幕戦としては悪くない。でも、何が僕にできただろうか?」

「これはレースであり、今の結果を変えることはできない。今週末、ここにやってくるために懸命に働いた全ての人にとっては残念な結果だ。でも来週のレースに集中して、もっと良い結果を目指したい」

 なお、フェルスタッペンが見舞われたトラブルは電気系に起因するものと見られており、チームとホンダが協力して、その原因を追求している。

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