表彰台の余韻を楽しんだアルボン「でも、目標は常にメルセデスに追いつくこと」
トスカーナGPでF1発表彰台を記録したアレクサンダー・アルボンは、オフの週末にその余韻を楽しんだという。そして今週末のロシアGPで、メルセデスとの差が縮まることを期待していると語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
今週末に開催されるF1ロシアGP。今季3回目の3連戦をムジェロで終え、その後2週間の休みを挟んでの第10戦目ということになる。
直近の3連戦の最後、ムジェロでのトスカーナGPでF1初表彰台を手にしたのが、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンだった。アルボンはレース序盤は苦戦したものの、最終スティントでは力強さを発揮し、3位入賞を果たした。
「3連戦は容赦ないよ」
アルボンはチームのプレスリリースにそう語った。
「直近の3連戦は本当に長く感じた。だから、家で過ごすことができたのは良かった。とはいえ、1レースだけがある場合でも、3連戦の場合でも、特に何も変わらない。僕は常に準備を整えているし、いつでもレースを走りたくてウズウズしている。でも今回は連戦じゃない週末だというのが良いね」
この休みの期間中、アルボンはムジェロでの表彰台を振り返ることができたという。
「僕は確かにすごく満足していて、初日から僕をサポートしてくれたチームに感謝している。チームも僕も、この好結果に値すると思う。良い1日だったし、表彰台の下のみんなが喜んでいるのを見るのは素晴らしいことだった。彼らに、祝うべきことを与えられてよかった」
「表彰台にタイの国旗が掲げられた。それを最初にやったドライバーになれたのは、とても特別なことだ。僕のキャリアを支えてくれたタイの皆さんのため、旗を掲げられたことを誇りに思うよ。その日曜日は、本当に良い1日だった。これを続けていこう。そして集中して、もっとトロフィーを獲得できることを目指そう」
ソチのコースはレッドブルのマシン向きではないとしながらも、実際に走るまではどうなるか分からないとアルボンは一縷の希望を持っているようだ。
「ソチは僕らにとって良いコースだとは言えない。でも今シーズンこれまでにも見てきたように、コースに実際にいくまで、何が期待できるかは本当に分からないんだ」
「ここは特殊なコースであり、ドライブするという観点から言えば、他のコースの方が好きだね。全てのコーナーがよく似ている。だから、ひとつのコーナーで強ければ、コース全体で強い傾向がある。でも最終セクターは非常にテクニカルでグリップも低いため、特にアタックラップでは、ホイールスピンを起こさないように注意する必要がある」
「ソチはオーバーテイクが比較的しやすいコースでもある。ファンの皆さんに、良いショーをお届けできればと思う」
トスカーナGPの予選では、メルセデスに大きな差をつけられたレッドブル。今週末、少しでも接近できることを期待していると語った。
「その時よりも近づいていることを願っている」
「計算上、ムジェロは僕らにとって適したサーキットだったはずだ。そのことは、僕らが毎週末、マシンを進化させることができているということを間違いなく示していると思う」
「モンツァはおそらく例外的な結果だったと思う。そして今後は、より競争力を発揮できる、ダウンフォース重視のサーキットに戻ることになる。目標は常に、ベンチマークたるメルセデスに追いつくことだ」
ちなみにアルボンは、少しロシア語を嗜むという。
「確かに少しだけロシア語を話せるよ。あまりうまくはないけどね。いくつかの単語しか知らないから、クイズは出さないでね……カート時代のチームメイトに、ロシア人が6人いたんだ。彼らとはまだ友人だから、奇妙な言葉をいくつか学んでいるよ」
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