登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本
速報ニュース

我々の努力に、ガスリーは結果で応えた……ホンダ田辺TD、初開催アルガルヴェを振り返る

ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、ポルトガルGP決勝を振り返り、ガスリーとフェルスタッペンの戦いぶりを称賛。しかし入賞を逃したホンダPU搭載の他のふたりについては、同じ状況を繰り返さないように準備したいと語った。

Pierre Gasly, AlphaTauri AT01, Carlos Sainz Jr., McLaren MCL35

Pierre Gasly, AlphaTauri AT01, Carlos Sainz Jr., McLaren MCL35

Zak Mauger / Motorsport Images

 アルガルヴェ・インターナショナル・サーキットで初開催されたF1ポルトガルGP。ホンダ製パワーユニット搭載勢は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3位表彰台、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが5位入賞を手にした。

Read Also:

「走り始めから、タイヤのグリップがないと各ドライバーが訴えていました」

 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、レース後に行なわれたオンライン記者会見でそう語った。

「路面が再舗装されて新しいということもあり、ラバーが乗っていけばグリップも向上していくかなという兆候も最初はあったんですけど、どうもそうではない感じでした。タイヤのマネジメント、特に温度の部分では、非常に難しい週末だったと思います」

「そんな中、車体のセットアップだったり、ドライバーのドライビングという面で詰め切れたチームが、今回は強かったのかなと思います」

 初開催、そしてフリー走行でのデータ不足があったこともあり、今回のレースでは様々なタイヤ戦略が登場した。そんな中でも、ミディアムタイヤが最も使いやすいタイヤのように見えた。

 しかしガスリーは、ソフトタイヤを非常にうまくマネジメンしてポジションを上げ、5位入賞を果たした。

「ガスリー選手は、金曜日に見舞われたトラブル(マシンが炎上)で、クルマを大修理することになりましたが、それを跳ね返して、しかもその修理の努力を、結果で報いてくれました。チーム、我々のメカニックやエンジニアが非常に遅い時間まで頑張ったのを、結果で返してくれました」

 そう田辺テクニカルディレクターは語った。

「フェルスタッペン選手も、メルセデスのふたりには敵いませんでしたが、3位。彼らふたりは、今持っている力を最大限発揮してくれたかなと思います」

 一方でレッドブルのアレクサンダー・アルボンとアルファタウリのダニール・クビアトは、入賞を逃す結果となった。

「同じチームで、これだけ結果が違うのは残念だと思います。彼らについては、何が悪かったのか、それをしっかりと見極めたい。次のイモラ(エミリア・ロマーニャGP)も涼しく、雨という予報も出ていますから、再び同じ状況に陥らないように、PU側も車体側も準備して臨みたいなと思います」

 今回のグランプリでフェルスタッペンは、メルセデス勢とはタイヤの戦略が大きく分かれた。フェルスタッペンがソフトタイヤでスタートし、ミディアムタイヤに履き替えたのに対し、メルセデス勢はミディアムタイヤでスタートし、ハードタイヤへと履き替えたのだ。

 もし、メルセデス勢と同じタイヤ戦略だったら……そう尋ねられた田辺テクニカルディレクターは、次のように語った。

「今日のレースでの、タイヤのデグラデーション、摩耗の状況を見ますと、ミディアムタイヤがベストなタイヤだったようです。そんな中でソフトがタイム出ているかといえば、それは出ていない。ミディアムを最初から履いていたメルセデスは結果的に強かったわけで、やってみなければ分かりませんが……ミディアムタイヤでスタートする戦略だったらどうだったのか、私も見てみたかったと思います」

 とはいえ、予選パフォーマンスではメルセデス勢にだいぶ近づいたように見える。次のイモラにはさらに期待していいのかと尋ねると、田辺テクニカルディレクターは「お願いします」と答えつつも、次のように付け加えた。

「今回の予選で、メルセデスはミディアムで、こちらはソフトでした(予選Q3でも、メルセデス勢は『フィーリングが良い』としてミディアムタイヤを使った)。そのタイヤのペース差もよく分からない中、パフォーマンス差というのも、分からないというところです。タイヤ関係の差があったので、予選では近づいたように見えましたが、まだまだ分からないというのが正直なところなんです」

 次戦の舞台であるイモラ・サーキットは、久々のF1開催。これに向けても、しっかり準備を整えているという。

「今年やってきた傾向、そして初開催のサーキットでの傾向を比較して、微妙に修正を加えながら、事前シミュレーションを進めるという形になります。シミュレーションをやるタイミングは決まっていますが、今回学んだことを入れていくという作業は、1週間あれば大丈夫です」

Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 F1ポルトガル決勝:ハミルトン、圧勝! F1最多勝記録の92勝目。フェルスタッペンは3位
次の記事 ガスリー、抜群のタイヤマネジメントで5位入賞「“小さな勝利”のように感じている」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本