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リスキーな戦略が成功し、ガスリー6位入賞「これまでで最も厳しいレースのひとつ」

アルファタウリのピエール・ガスリーは、6位入賞を果たしたF1バーレーンGP決勝を振り返り、リスキーな戦略が成功したとしながらも、これまでで一番厳しいレースのひとつだったと語った。

Pierre Gasly, AlphaTauri AT01, in the pits

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 2020年のF1第15戦バーレーンGPが行なわれ、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは6位でフィニッシュした。

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 ガスリーはミディアムタイヤでスタートしたものの、スタート直後に出た赤旗中断の際に新品のハードタイヤに交換。このタイヤで24周を走破すると、再び新品のハードタイヤに履き替え、チェッカーを目指した。

 流石に終盤にはペースが衰え、マクラーレン勢に先行され、さらに後方からはルノー勢やバルテリ・ボッタスらが迫っていた。しかし、3番手を走っていたセルジオ・ペレス(レーシングポイント)がマシントラブルでコース脇に止まったことでセーフティカーが出動……これがチェッカーフラッグまで続いたため、ガスリーは後続車の追撃を逃れることができた。

「パフォーマンスの面では、僕らがやった仕事に本当に満足している」

 ガスリーはチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。

「僕らはとてもリスキーな戦略を採った。それはギャンブルだったんだ。しかし、最終的にはそれが報われることになった」

「今日は最も厳しいレースのひとつだった。コクピット内ではハードワークが求められた。タイヤを痛めず、できるだけ多くの周回を走り続けられるようにマネジメントしながら、できる限りプッシュしなければいけなかった」

「コクピットではかなり苦労した。でも今年最高の結果のひとつを手にできた。今週の日曜日をうまく活かし、ポイント圏内に戻ることができて本当に嬉しく思っている」

 なお今回のレースでは、スタート直後にロマン・グロージャン(ハース)が大事故に見舞われ、あわやというシーンがあった。クラッシュしたマシンがガードレールを突き破った上に真っ二つに折れ、漏れた燃料に引火して爆発したかのように炎上してしまったのだ。

「正直なところ、かなり酷い事故のように見えた」

 ガスリーはそう語った。

「最初、何が起きたのかは分からなかった。僕らの世代は、そういうシーンは見たことがなかったので、映像を見てショックを受けた。昔はもっと一般的なことだったかもしれないけど、本当に恐ろしかった。その後、ロマンがマシンから飛び出してくるのを見た時、本当に嬉しかった」

「今回のことはただ恐ろしい。僕はF1マシンがそのような形で壊れるなんて、思いもしなかった。特にバリアを突き抜けるなんてね。ハロはそういう機会に機能するということが証明された」

「僕は赤旗の間に、回復を願って彼にテキストメッセージを送った。そしてもっとも重要なのは、彼が問題ないということだと思う。打撲はしているだろうけどね」

「あんまり話したくないけど、今回目にしたモノは、本当に恐ろしいことだった」

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