首位争いの期待も、まさかの7番手。ホンダ田辺TD「非常に厳しい結果になった」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、F1ハンガリーGPの予選を振り返り、厳しい結果になったと語った。そしてピエール・ガスリーのパワーユニットを載せ替えることを認めた。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
ハンガロリンクを舞台に行なわれている、2020年のF1第3戦ハンガリーGP。レッドブル・ホンダ勢は優勝候補の一角と見られていたが、予選ではメルセデス勢はおろか、レーシングポイントとフェラーリにも先行される結果に……マックス・フェルスタッペンの7番手が最高位だった。
「今日のハンガリーGP予選は我々にとって非常に厳しいものとなりました」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターはそうプレスリリースにコメントを寄せた。
「フェルスタッペン選手はマシンのバランスに苦しみ、初日のデータを解析し改善は見られたものの、明日は7番グリッドからのスタートとなりました」
なおホンダ製PU勢は、2台がQ3に進出。フェルスタッペンと、もう1台はアルファタウリのピエール・ガスリーだった。ただガスリーのPUには、Q2終盤にトラブルが発生したため、Q3は走行しないことを選択。結局予選後に、PUを載せ替えることが決まった。
「もう1台、Q3に進出したガスリー選手についてはQ2セッションの終盤にPUのデータ異常を確認したため、Q3には出走しないことを決めました。明日のレースに向けては最大限にリスクを回避するため、新しいPUに載せ換える予定です」
「本日使用したPUについては至急HRD-Sakuraに送り、詳細解析を行ない根本原因を明確にします」
ハンガリーGPは例年暑くなることが多いが、今年は非常に涼しく、雨がちな天候となっている。土曜日のセッションもドライタイヤで走行できたものの、時折小雨の舞うコンディションだった。そして決勝レースが行なわれる日曜日も、不安定な空模様となるようだ。
田辺テクニカルディレクターは語る。
「明日の天気も金曜日、土曜日同様に不安定な予報が出ていますので、これまでのドライ、ウェットでのデータを参考に最大限パフォーマンスを発揮できるようにチームと共に準備を進めます」
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