ホンダ田辺TD:決勝はタイヤ戦略が難しいが……最大限のPUパフォーマンスを発揮したい
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、F1 70周年記念GPの予選を終え、プレスリリースにコメントを寄せた。曰く、タイヤ選択が難しいとされる決勝でも、パワーユニットとしては最大限のパフォーマンスを発揮したいと語った。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
シルバーストン・サーキットで行なわれたF1 70周年記念GPの予選で、ホンダPU(パワーユニット)勢は3台がQ3に進出した。しかし、4番手になったレッドブルのマックス・フェルスタッペンが最上位。メルセデス勢2台に加え、レーシングポイントのニコ・ヒュルケンベルグにも先行されてしまった。
「今日の予選は、昨日ほどではないものの、27℃とイギリスとしては比較的気温が上がった中でのセッションとなりました。ソフトタイヤがあまり長く持たないということからタイヤの選択が難しい予選となりましたが、そのような中でホンダPUを搭載する3台がQ3へ進出し、まずまずの予選になりました」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、プレスリリースにそうコメントを寄せた。ただここ数戦、レッドブルもアルファタウリも、決勝では予選以上のパフォーマンスを発揮しており、今回のレースにも期待がかかる。しかもフェルスタッペンは、トップ10で唯一、ハードタイヤを履いてスタートする権利を手にしている。
「レッドブルのフェルスタッペン選手は、明日のスタートタイヤを決めるQ2をトップ10中唯一のハードタイヤで通過、Q3でも明日のレースに向けて期待の持てる2列目の4番グリッドを獲得しました」
「アルファタウリのガスリー選手は、ここのところの調子のよさを予選結果につなげて今季最高の7番手、9番手のアルボン選手と、コースアウトもあり僅差でQ1落ちとなってしまったクビアト選手とともにマシンに競争力はあると思うので、それぞれ明日のレースでのポジションアップを期待します」
この日はPUには全く問題がなかったと言う田辺TD。決勝レースではタイヤの使い方に注目が集まっているが、PU面では最大のパフォーマンスを発揮したいと語った。
「PUとしては今日も大きな問題のない一日でした。明日は特にタイヤの使い方など、戦略も含めて難しいレースになると思いますが、PUとしては最大限のパフォーマンスを発揮できるように準備を進めます」
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