長い道のりだった……初表彰台アルボン「チャンスを逃すものかと”火”がついた」
トスカーナGPでF1初表彰台を手にしたレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、3位を巡る戦いを楽しんだと語った。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
ムジェロ・サーキットでのF1初開催となった、2020年の第9戦トスカーナGP。レースは近年稀に見る大サバイバル戦となった。
赤旗中断2回、完走僅か12台……そんな波乱のレースを制したのは、メルセデスのルイス・ハミルトン。チームメイトのバルテリ・ボッタスが2位に入り、メルセデスが1-2フィニッシュを果たした。
これに次ぐ3位に入ったのは、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンだった。昨年後半からレッドブルに加入したものの、なかなか表彰台にたどり着くことができなかったアルボン。アルファタウリ降格の噂話も絶えなかったが、それを覆す形での初表彰台となった。
「ここまで来るのは長い道のりだったが、とても嬉しい」
アルボンはチームのプレスリリースにそう語った。
「常に目指してきたことだったが、色々なことがあってたどり着けなかった。今日表彰台に立てたのは特別に感じる。このチームに来てからずっとサポートしてくれたことに対する恩返しになったのも良かったし、僕の力を示すことができたと思う」
とはいえアルボンは、厳しいレースだったと振り返る。
「タフなレースで、簡単ではなかった。このコースは厳しく、特にセクター2は高速コーナーが続く。何度もリスタートがあり、多くのことに対応しなければならなかった。グリッドからの発進に苦戦していたから、アグレッシブにオーバーテイクしていかなければならないと思っていた……でも、マシンは本当に良かったし、ブレーキングも良かった。それをアドバンテージとして活かしたんだ」
「最後のリスタートではポジションを2つ落としたが、表彰台に立つチャンスを逃してなるものかと火がつき、3位を目指して激しくプッシュした。今日の結果はとても嬉しい」
アルボンは、ルノーのダニエル・リカルドとの争いを制し、3位表彰台を手にした。曰く、彼はそのバトルを楽しんだようだ。
「良い戦いだったよ」
アルボンはレース後のTVメディア向け会見でそう語った。
「僕らはラインを外すことができなかった。だからラインをあまり逸れずに、ほとんどのオーバーテイクを成功させなければいけなかった。でも僕らのマシンは、ブレーキングに優れていたんだ」
「僕らはそういう動きができるということは分かっていた。そして、ドライブするのは楽しかった」
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