トルコGP復活を待ち望むF1ドライバーたち。今のマシンなら”ターン8”は楽に全開?
新型コロナウイルスの影響により、開催カレンダーが大きく変更された今年のF1。ここにきて、トルコGPの復活が噂されている。多くのドライバーは、伝説的なコーナー”ターン8”を今のマシンで走るこことを、心待ちにしているようだ。
写真:: Sutton Images
F1は今季の開催カレンダーに、トルコGPを加えることを検討していると噂されている。もしこれが実現すれば、2011年以来9年ぶりに同地でF1が開催されることになる。
トルコGPは、現時点の予測では11月の下旬になる予定で、その後バーレーン での2連戦、そしてアブダビでのシーズン最終戦が行なわれることになりそうだ。
9年の間に、F1のグリッドは大きく様変わりした。現役ドライバーの中でイスタンブールパーク・サーキットでF1を戦った経験があるのは、ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネン、セルジオ・ペレスの5人のみ。またロマン・グロージャンはGP2時代にここを走った経験がある。
「それは素晴らしい経験になるだろう」
トルコGP復活の噂について尋ねられたグロージャンは、そうmotorsport.comに対して語った。
「とても素晴らしいモノになると思う。トルコは素晴らしいコースだ。そこに行って、レースをするのが楽しみだ」
「ターン8は首に効くよ。とても速くなると思う」
4つのエイペックスを持ち、左に大きく曲がり込むコーナー”ターン8”は、F1を代表する数あるコーナーの中でも、特に人気があるコーナーのひとつ。今のF1マシンは、トルコで最後にレースが行なわれた2011年と比較してもそのダウンフォース量は格段に増えているため、速度域が上がることが予想される。
レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、「簡単に全開で行けるだろう」と語った。
「試す必要すらないと思う」
「多分、最初のアウトラップだけだと思う。でも、それでも楽しいだろうね」
「とても良い感じに見える。ワクワクしているよ。こんなサーキットを選ぶなんて、リバティとF1は素晴らしい仕事をしていると思う」
「偶然なのかどうかは分からないけど、ムジェロ、イモラ、トルコといったコースでレースが開催されることになる。世界で最高のサーキットに行けるんだ」
「それは、F1が走るのに相応しいコースになるだろう。僕が言えるのはそれだけだ」
ルノーのエステバン・オコンも、トルコでレースをした経験はないものの、ターン8は全開でクリアできるというアルボンの意見に同意した。
「トルコは素晴らしいサーキットだ」
そうオコンは語った。
「それが開催カレンダーに入るのであれば、素晴らしいことだ」
「このコースは、昔からあるサーキットで、小さい頃にテレビでみていた。左にぐるりと回り込むコーナーを全開で駆け抜けるのは、かなり印象的だった」
このトルコも含め、ムジェロやポルティマオのF1初開催、ニュルブルクリンクやイモラのF1復活など、新型コロナウイルスの危機への対処として代替開催することになったサーキットは、どこも魅力に溢れている。
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、困難な状況にもかかわらず、魅力的な開催カレンダーを再構築したF1を称賛した。
「新たな開催カレンダーは、かなり魅力的だと言わなきゃいけないだろうね」
「かなり詰め込まれたスケジュールだが、これまでのところ全てがうまくいっているようだ」
「イモラ、ムジェロ、ポルティマオのようなこれまでになかったサーキットに行けるということは、良いことだ。通常では開催カレンダー入りしていなかったので、これを試してみるのは良いことだと思う」
「他のスポーツと比べると、僕らはとても幸運だったみたいだ。かなり良い感じだよ」
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