F1バーレーンFP3:フェルスタッペンがフリー走行完全制覇。ガスリー3番手、角田裕毅13番手
F1バーレーンGPのフリー走行3回目が行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがFP1から3セッション連続でトップタイムをマークした。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2021年F1開幕戦バーレーンGPのフリー走行3回目セッションが、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれた。トップタイムを記録したのはFP1、FP2に続いてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)で、タイムは1分30秒577だった。
気温38℃、路面温度49℃という灼熱のコンディションでスタートしたFP3。ナイトセッションとなる予選・決勝とはあまりにコンディションが異なることから前半は走行を控えるマシンが多かったが、後半には多くのマシンが予選前最後のアタック想定ラップを行なっていた。
初日好調だったフェルスタッペンは、2日目に入ってもその勢いを維持。メルセデス勢がタイムシートの最上段に上がる中、終盤にソフトタイヤでのアタックを行なうと、1分30秒577というタイムをマーク。2番手のハミルトンに0.739秒という大差をつけた。
メルセデス勢は結果的にフリー走行で一度もフェルスタッペンのタイムを上回れないまま、予選を迎える形となった。4番手に終わったバルテリ・ボッタスに関しては、セッション前半に何度もターン4のトラックリミットを逸脱する場面が見られるなど、不安要素は残る。
そんなメルセデスの2台に割って入る3番手タイムをマークしたのがアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。ガスリーはソフトタイヤで1分31秒583をマークし、ボッタス、そしてレッドブルのセルジオ・ペレスを上回って見せた。
ペレスに次ぐ6番手はカルロス・サインツJr.(フェラーリ)、7番手はキミ・ライコネン(アルファロメオ)と、フェラーリパワーユニット勢が続く。以下エステバン・オコン(アルピーヌ)、ランス・ストロール(アストンマーチン)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)までがトップ10となった。
角田裕毅はソフトタイヤを履いて何度かアタックを行なったものの、1分32秒709というベストタイムで13番手となった。このセッションに限ればガスリーに1秒の差をつけられてしまったが、予選・決勝と同じ時間帯に行なわれたFP2ではガスリーを上回る7番手タイムを記録しており、本人の目標でもあるQ3進出に期待がかかる。
順位 | ドライバー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マックス フェルスタッペン | 11 | 1'30.577 | 215.100 | ||
2 | ルイス ハミルトン | 14 | 1'31.316 | 0.739 | 0.739 | 213.360 |
3 | ピエール ガスリー | 13 | 1'31.583 | 1.006 | 0.267 | 212.738 |
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