ピエール・ガスリー、母国フランスGPでは良い思い出がない? 前戦表彰台の良い流れでジンクス破れるか
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、ここ数戦の良い流れを母国フランスGPでも引き継ぎたいと語った。
写真:: FIA Pool
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、ここ数戦調子の良いドライバーのひとりだ。第2戦から連続入賞を続けているガスリーだが、第5戦モナコGPと第6戦アゼルバイジャンGPでは特に調子が良く、モナコでは6番グリッドを獲得してそのまま6位でフィニッシュすると、アゼルバイジャンでは自己最高の4番グリッドを獲得。決勝でも波乱をかいくぐり今季初の3位表彰台を手にした。
「表彰台を獲得したバクーでは週末を通して素晴らしかった」
前戦アゼルバイジャンGPを振り返り、ガスリーはプレスリリースにそう語った。
「フリー走行からマシンは快適で、ポテンシャルも感じていた。土曜日にはさらにマシンを改善することができ、FP3では最速タイムを記録したので、予選では初めてポールポジションを狙うチャンスがあった。最終的にポールタイムからはわずかな差だった」
「4番グリッドからなら何でもできると思っていたけど、第2スティントではパワーを落とさなければならず、少し複雑なレースになった。しかしチームワークが良く、予選や(決勝の)戦略、ピットストップの面で正しい決断できたことが功を奏した」
「(チームメイトの角田)ユウキも土曜からペースが良くて、チームとして堅実な結果を残せたと思う。今年の初めには、予選こそ良くても日曜のレースがうまくいかないことが多かった。でもここ2レースはミスなく素晴らしい仕事ができた。それこそが必要なことだったし、それができたおかげで3位表彰台を獲得できたのは素晴らしかった」
迎える第7戦の舞台は、ガスリーの母国フランスのポール・リカール。グランプリウィナーとして母国に凱旋する初めてのレースで、ファンのために何としても結果を残したいと考えているガスリーだが、実は彼はポール・リカールとの相性があまり良くない。初出場となった2018年のレースでは、当時フォースインディアで現アルピーヌのエステバン・オコンとスタート直後に接触してリタイア。2019年のレースでは、レッドブルのマシンを駆りながらも中団でのレースを強いられ10位に終わっている。
だからこそ、この好調を維持したまま母国凱旋レースを迎えられることをガスリーはポジティブに捉えているようだ。
「この流れで僕のホームレースであるポール・リカールを迎えられたのは良いタイミングだと思う」
「フランスのみんなはとても興奮していて、残りのシーズンに向けて熱意と期待を持ってくれている。僕たちが示したパフォーマンスのレベルは、これから何ができるかについて楽しみな気持ちにさせてくれる。この週末もこれまでと同じアプローチで臨むよ」
「正直なところ、ポール・リカールではこれまで特別な結果を残せていない。F1での最初のレースではオコンと接触してオープニングラップでリタイアしてしまったし、2019年のレースでも10位に終わるなど素晴らしい週末とは言えなかった。でも実は、バクーもこれまでうまくいっていなかったコースのひとつだったんだ。だからこの流れに乗って、今週末に関しても流れを変えられるようにしたい」
「このサーキットはランオフエリアが広い特殊なサーキットなので、リスクは低い。ただ他では見られないようなタイプのコーナーがあって、複雑なテクニカルなコースだ。だからマシンという点では、この珍しいレイアウトに最適なセットアップを見つけることがまず最初の仕事になるだろう」
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