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ハミルトン、メルセデスF1との契約を1年延長。”多様性”を高めるための財団も立ち上げ

メルセデスF1チームは、ルイス・ハミルトンとのドライバー契約を1年延長したことを正式発表。それと同時に、モータースポーツの多様性を高めるための財団を立ち上げることに同意したことも明らかにした。

Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1, 1st position, in Parc Ferme

 メルセデスF1は、ルイス・ハミルトンとのドライバー契約を、2021年まで延長することで合意に至ったことを発表した。

 昨シーズン、通算7度目のF1ワールドチャンピオン獲得を決め、ミハエル・シューマッハーが持っていた史上最多記録に並んだハミルトン。しかしハミルトンとメルセデスの契約は2020年限りで満了。契約延長は規定路線とされつつも、2021年になっても契約延長決定がアナウンスされず、その去就に注目が集まっていた。

 しかし2月8日(月)になって、メルセデスがハミルトンとの契約を1年延長したことをついに発表。これによりハミルトンは、史上最多の通算8度目となるワールドチャンピオン獲得という記録達成に挑むこととなる。

 なおメルセデスとハミルトンの契約は単なるドライバー契約に留まらず、モータースポーツにおける多様性を高めるために、共同慈善財団を立ち上げることも含まれているという。

「メルセデスのチームメイトたちと、9年目のシーズンを迎えることに非常に興奮している」

 ハミルトンはチームのプレスリリースにそう語った。

「僕らは共に、素晴らしいことを成し遂げてきた。そしてコース上、コース外の両方で、継続的に改善していくことを目指しながら、この成功をさらに発展させていくことを楽しみにしている」

「僕らは、将来の世代のために、モータースポーツをより多様化させるために始めた”旅”を、今後も続けていくことについても同様に決意した。そしてメルセデスが、僕の呼びかけを大いにサポートしてくれたことにも感謝している」

「今年は、多様性とこのスポーツへの参加を主とする財団を立ち上げたということを発表できるのも、誇りに思う。共に構築していくことができる全てのことに刺激を受け、3月にコース上での戦いに戻るのが待ちきれない」

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフも、ハミルトンとの契約延長に際してコメントを発表。契約延長までに時間がかかった経緯も説明した。

「我々は常にルイスと連携を取っており、それはこれからも続いていく」

 ウルフ代表はそう語った。

「しかし2020年が実に特殊な年となったことで、そのプロセスを完了するのに時間がかかった。我々はこのスポーツにおける関係をさらに延長することを決めた。そして、このスポーツの多様性を高めるという共通の目標の次のステップを踏み出すため、長期的なプロジェクトを開始することになった」

「ルイスの素晴らしい記録は、このスポーツでこれまでに見られた中でも最高の記録に並んでおり、彼は我々のブランド、そして我々のパートナーにとっての重要なアンバサダーである。メルセデスとルイスの物語は、これまでの8シーズンにわたってこのスポーツの歴史に刻み込まれている。しかしまだまだ戦い、その歴史に新たなページを付け加えることに、飢えているのだ」

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