ピエール・ガスリー、イギリスGPの予選は”期待外れ”の厳しい結果に「FP1からバランスに苦労した」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イギリスGPの予選で苦しみ、常連となっていたQ3進出を逃した。曰くマシンのバランスに苦しんでいたという。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イギリスGPの予選で12番手となった。
今季は予選Q3進出の常連となっていたガスリー。しかし今回のグランプリでは速さを見せることができず、Q2敗退となった。チームメイトの角田裕毅も予選Q1で16番手と、Q2進出すら逃しており、アルファタウリ勢にとってイギリスGPの予選は厳しい結果となった。
「FP1から、僕らはいつもよりもはるかに多く、マシンのバランスに苦労してきた。予選に向けていくるか変更を加えたけど、それだけでは十分ではなかったんだ」
ガスリーはチームのプレスリリースに、そうコメントを寄せた。
「Q2のアタックには満足していたけど、コントロールラインを超えた時、それでは十分ではないことが分かった。今日はとても僅差の戦いだったんだ」
ガスリーが言うように、Q3進出圏内となる10番手のランド・ノリス(マクラーレン)との差は、僅か0.053秒だったのだ。
なお今回のグランプリは、スプリント予選レースを行なうフォーマットで実施されているため、FP1を走っただけで金曜日の予選に挑まねばならなかった。しかも、予選以降のマシンはパルクフェルメ状態に置かれ、大きく変更をすることが許されない。つまり、FP1のわずか60分でマシンのセッティングを整えなければいけないというわけだ。
FP1でバランスに苦労してしまえば、当然グランプリの残りのスケジュールに大きく影響を及ぼすことになる。
「この後数日は、大変になるだろう。マシンに変更を加えることができないからね。スプリント予選と日曜日の決勝レースの前には、タイヤをより理解するためのFP2しかない。でも、いつものように懸命に戦い抜くつもりだ」
「今回はこれまでとは別のフォーマットであり、色々なことが起きる可能性がある。どうなっていくのか……それは誰にも分からない」
チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エドルズも、これまでのレースと同等のパフォーマンスを発揮できなかったと語った。
「ここシルバーストンでは、我々にとって大変な1日になった。これまでのレースで期待できた、または実証したパフォーマンスを発揮することができなかったのだ」
そうエドルズは語る。
「新しいスプリント予選レースを行なうフォーマットでは、FP1の通常の予選に向けた準備と、継続的な走行に重点をおいていた。ミディアムタイヤでのパフォーマンスは期待通りだったが、ソフトタイヤを履くと、予想以上に苦労してしまった」
「データを分析し、予選に向けていくつかの変更を加えたが、パルクフェルメ状態になるまでにいつもと同じようなセッションがなく、マシンをチューニングすることができなかった。加えたセッティングの変更はマシンを改善することにはなったが、Q3に進むには十分ではなかったんだ」
「ロングランのパフォーマンスと、タイヤに焦点を当てることができるフリー走行がもう1回ある。だから、スプリント予選と決勝レースでは、マシンからより多くのパフォーマンスを引き出すことができると確信している」
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